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琉球料理の無形文化遺産登録へ「PR力を高める」 オキハムと泡盛マイスター協会が連携 沖縄


琉球料理の無形文化遺産登録へ「PR力を高める」 オキハムと泡盛マイスター協会が連携 沖縄 パートナーシップを締結した(右から)沖縄ハム総合食品の長濱徳勝会長、長濱徳洋社長、泡盛マイスター協会の小嶺直正会長、新垣勝信名誉会長ら=1日、県庁
この記事を書いた人 Avatar photo 當山 幸都

 琉球料理、空手など「沖縄の伝統文化」の国連教育科学文化機関(ユネスコ)無形文化遺産への登録に向け、沖縄ハム総合食品(オキハム、読谷村)と泡盛マイスター協会は1日、パートナーシップを締結した。年内に泡盛や日本酒などの「伝統的酒造り」が無形文化遺産に登録される見通しで、琉球料理などに関しても県が掲げる2026年度の提案へ取り組みを後押しする。

 県は今年6月に有識者らでつくる「県ユネスコ登録推進協議会」を立ち上げた。本年度に登録申請の基本方針を策定する。

 オキハムはパートナーシップ締結に伴い、泡盛や琉球料理の文化遺産登録に取り組んできた泡盛マイスター協会に100万円を贈呈した。同協会の新垣(しんがき)勝信名誉会長は「首里城や沖縄の観光とともにトータルで機運が盛り上がれば、世界遺産の取り組みも県民に浸透する。泡盛とのコラボレーションでPR力を高めていきたい」と話した。

 オキハムの長濱徳洋社長は「業界の垣根を越えた取り組みで子どもたちに自分の文化を誇りに思ってもらえるよう、地域活性化につながるようまい進したい」と語った。 (當山幸都)