「中華民国建国113年」となる10月10日を前に、双十国慶節祝賀レセプションが4日、那覇市のホテルコレクティブで開かれた=写真。玉城デニー知事をはじめ、県経済界や台湾の関係者ら160人が参加し、台湾と沖縄の友好関係の発展や経済振興を誓い合った。
台北駐日経済文化代表処那覇分処の王瑞豊処長は、今年開催されたパリ五輪でメダルを受賞した、台湾や日本、中国の選手らが共に写真を撮っていたことなどに触れ「出身地を問わず、武器も使わず、平和的手段で技を競い合い、努力する姿勢はまさに恒久平和の証しだ」と強調した。台湾が国連など国際的枠組みに参加する重要性も語った。
また、今年の干支(えと)「辰」が縁起が良い年とされていると紹介し、「台沖の友好関係が龍が天に昇るように発展し、エネルギッシュな年になるよう祈念する」と、時折方言を交えながらあいさつした。 (新垣若菜)