県は本年度、事業者を対象に経営の悩み相談に直接駆け付けて応じる事業を始めた。委託を受けた県産業振興公社の専門コーディネーター2人が、人材確保や資金繰り、販路拡大といった悩みを聞き、課題を整理したり適切な支援機関に橋渡ししたりすることでバックアップする。
中小の経営者の中には業務が多忙で支援相談に行く時間もなかなか確保できないケースがあるといい、直接専門コーディネーターが出向くことで課題の顕在化につなげる。県産業振興公社の久保和彦専門コーディネーターは「潜在的な課題の顕在化や、各支援機関との連携強化の役割もある」と説明した。問い合わせは電話098(859)6237。