新型コロナウイルス対策で、政府が沖縄県の緊急事態宣言を8月22日まで延長する方針を固めたことを受け、玉城デニー知事は7日夜、本紙の取材に「水際対策をどうするか詰めていきたい。我慢だけでは持たない。(期限まで)どういう対策が取れるのか、時間がない中で、政府の話も聞きながら検討を進めていかないといけない」と述べ、8日に対応を検討する考えを示した。
県は7日、緊急事態宣言を解除し、まん延防止等重点措置に切り替えるよう政府に要請していた。政府の方針通りに宣言の延長が決まると、5月23日の発令以降、沖縄に宣言が出される期間は3カ月に及ぶことになる。県は重点措置への移行要請をした上で、感染者数などの指標を設け、再拡大をした際に速やかに対策を取る方針を示していた。
玉城知事は「県として取り得る努力を進め、数値が跳ね上がらないように話し合ってきた。何も変わらずに延長するのではなく、対策を議論していきたい」と強調。延長が決まった場合も、飲食店従業員へのワクチン優先接種や、医療現場の負担軽減に向けた施策を講じる考えを示した。
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