沖縄県は19日、新たに新型コロナウイルス患者1人の死亡と、2日連続で過去最多を更新する768人の感染を確認した。感染者数の年代別では、40代以下が8割を占めた。1日の感染者数が最多を更新するのは今月7度目で、感染拡大のピークはまだ見通せていない。入院中やホテル、自宅で療養中の患者らを合わせた「療養者数」は6380人、直近1週間の感染者数は4686人となり、いずれの数値も過去最多となった。
亡くなったのは沖縄市の80代男性。別の疾患で入院中に陽性が判明し、今月6日に死亡が確認された。累計の死亡者数は248人となった。
新規感染者768人の居住地別は那覇市182人、沖縄市92人、中部保健所管内90人、浦添市83人、うるま市78人など。年代別は多い順に20代185人、30代123人、40代122人、10代115人で、40代以下が全体の82%を占めた。70代以上は28人(3・6%)だった。
推定感染経路が判明しているのは768人のうち320人で、内訳は家庭181人、友人・知人41人、職場33人、施設23人、飲食11人、そのほか31人。
直近1週間の10万人当たりの新規感染者数は318・75人で、47都道府県で全国ワーストが続く。2位は東京都(235・31人)、3位は神奈川県(164・36人)。
米軍関係は19日、嘉手納基地5人、キャンプ・瑞慶覧4人などを含む15人の新規感染が県に報告された。累計は1864人。
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