沖縄コロナ、米軍新たに31人 県内3人、オミクロン株おらず(20日朝まとめ)


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 沖縄県は19日、30~40代の3人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。オミクロン株の感染はゼロだった。19日現在、県内のオミクロン株の感染者は計3人。米軍関係の新規陽性者は31人で、内訳は不明・確認中が30人、キャンプ・フォスターが1人。

 県は18日に発表した米軍基地内の陽性者数を修正した。嘉手納基地2人、キャンプ・ハンセン128人、フォスター2人、トリイ通信施設1人となった。県内の新規感染者の推定感染経路はいずれも調査中。新規感染者の居住地は名護市、南城市、中部保健所管内。

 県が18日、沖縄市の県総合運動公園の接触者PCR検査センターでハンセン従業員を対象にして実施した無料PCR検査は、332人が受け1人が陽性だった。オミクロン株かどうかは判明していない。米軍は、基地内で発生したクラスター(感染者集団)の感染者に対してゲノム解析を実施するか明言していない。県の糸数公医療技監は「米軍に解析の実施について要請していくという方向で、内部で調整している」と話した。 (狩俣悠喜)


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