沖縄コロナ新たに25人、7割が北部 基地従業員ら4人オミクロン株感染(12月24日朝)


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 沖縄県は23日、新たに10~70代までの25人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。北部保健所管内と名護市で感染者が計17人になり、新規感染者の約7割を占めた。キャンプ・ハンセンで働く沖縄市在住の40代と50代の男性、30代女性とその家族の10歳未満の子の計4人がオミクロン株と判明した。オミクロン株陽性者は計10人となった。

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 居住地別では、本部町が11人、東村1人、名護市5人、うるま市が4人などとなっている。23日時点で今週の新規感染者は47人に達し、先週の27人を上回った。

 北部地域で感染が拡大しており、県の糸数公医療技監は「会食の機会を極力減らして、今は外に出ない方がいい」と呼び掛けた。

 米軍基地関係では27人の陽性者が確認された。内訳はキャンプ・ハンセンとキャンプ・コートニーで各9人、キャンプ・フォスター2人、嘉手納基地とキャンプ・シュワブ、トリイ通信施設で各1人、調査中を含む不明が4人。(狩俣悠喜)

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