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他の訴訟には影響せず デニー知事「対応検討していく」 辺野古サンゴ訴訟、県敗訴


他の訴訟には影響せず デニー知事「対応検討していく」 辺野古サンゴ訴訟、県敗訴

 米軍普天間飛行場の移設先、沖縄県名護市辺野古の沿岸部。右の大浦湾側には軟弱地盤が見つかっている(共同通信社機から)

この記事を書いた人 Avatar photo 沖田 有吾

 辺野古新基地建設問題を巡る沖縄県と国の訴訟は、翁長雄志前知事時代の2015年11月に国が県を相手に提起した代執行訴訟(工事を中止して協議することを条件に和解)を皮切りに、これまでに14件が争われている。うち7件で県の敗訴が確定し、確定していない係争中の訴訟はサンゴ訴訟を含め3件ある。

 サンゴ訴訟のほかに、大浦湾側の設計変更申請を巡る代執行訴訟は県が最高裁に上告中。県の不承認処分を取り消した国土交通相の裁決は違法だとして県が処分の効力回復を求めた抗告訴訟は県が福岡高裁那覇支部に控訴している。

 県によると、15日のサンゴ訴訟での敗訴が他の2訴訟に影響することはないと考えられる。サンゴ訴訟の上告など今後について玉城デニー知事はコメントで「判決内容を踏まえ、今後の対応を検討していく」と述べるにとどめた。

(沖田有吾)