全国に比べ製造業の弱さが指摘される沖縄だが、ものづくりの発展に関する考えを自由記述で尋ねると、立候補予定者からは亜熱帯の自然環境を生かした製品開発や知識集約型の産業展開、バイオ産業の推進といった方策が寄せられた。
島国の日本の中でも、島しょ県の沖縄は特に資源が限られる。一方で亜熱帯気候という特有の自然環境があり、こうした特長や海洋資源を生かした製品、特許活用や技術・知識集約型産業の展開を掲げる声が多くあった。沖縄科学技術大学院大学(OIST)など研究機関との連携による産業創出や、観光と連動した土産品の生産強化、EV(電気自動車)などの製品開発が必要との主張もあった。
一方、ものづくりを進めるための支援体制の充実を指摘する声があり、国内外への販路拡大を進める上で、輸送・流通コスト面での不利性解消の対策に取り組むべきだとの訴えがあった。
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