ベトナム実習生に寄り添う グュェン・ド・アン・ニェンさん 名桜大非常勤講師<生き方わたし流 国際女性デー@沖縄>


ベトナム実習生に寄り添う グュェン・ド・アン・ニェンさん 名桜大非常勤講師<生き方わたし流 国際女性デー@沖縄> ベトナム人技能実習生らの日本語指導や生活面の支援をする同出身のグュェン ド アン ニェンさん=2月22日、那覇市泉崎の琉球新報社
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 沖縄県内で働くベトナム人技能実習生らに寄り添う同出身で名桜大学非常勤講師のグュェン・ド・アン・ニェンさん(47)=那覇市。「大好きな沖縄で技能実習生の事件や事故がないように手伝いたい」と意気込む。

 1997年に名桜大学へ交換留学のために初めて来沖。その後、結婚をきっかけに名護市に住み着いた。

 2019年ごろから名護市内にベトナム人技能実習生が増えていると実感し、次第に交流を深め支援も始めた。病院への付き添いや、行政からの通知書を説明するなど、彼らの生活を地道に支え悩み相談にも乗るという。

 悩みの多くは勤務先との行き違いで生じる不満。「日本語が分からないことが原因ではないか」と気づき、20~21年に期間限定で名護市と本部町で「日本語サークル」に取り組んだ。「日本語が分かるからこそ自立できる」と強調し、今後も県内ベトナム出身者へのサポートを続ける。 (呉俐君)