「知事になろうと思うか」中学生記者が浦添市長に鋭い質問 苦笑いの答えは… 社会科新聞講座 沖縄


「知事になろうと思うか」中学生記者が浦添市長に鋭い質問 苦笑いの答えは… 社会科新聞講座 沖縄 関戸塩さん(右から2人目)に指導を受け、松本哲治浦添市長(右)にインタビューする中学生=7月24日、浦添市役所
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 【浦添】浦添市立中央公民館が7月24、25の両日、同公民館で講座「社会科新聞にチャレンジ」を開いた。琉球新報の関戸塩さんと、沖縄タイムスの又吉嘉例記者を講師に、記事の書き方や取材方法、記事のまとめ方を学んだ。市内在住、在学の中学生約10人が参加した。

 24日には松本哲治浦添市長へのインタビューを行った。生徒から次々と質問が飛び出した。「どんな浦添市を目指すの」との質問に、松本市長は「沖縄一優しい福祉のまち。みんなが優しくなり、お互いさまで生きられる社会、まちを目指す。みんなも(お互いに)優しくなって」と、生徒に語り掛けた。

 質問の中には講師の記者をうならせるものも。仲西中3年の生徒は「県知事になろうと思うか」と質問。「いい質問だね」と応じた松本市長は「あの大変な仕事をやるには、もっと経験も知識も(必要で)、勉強しないといけない。今の私では難しいと思う」と苦笑いを浮かべた。

 参加者は取材をもとに、オリジナルの新聞を作成した。興南中2年の生徒は「インタビューを通し、市長の考えを知り、浦添市のことをもっと知りたいと思った」と話した。 

(藤村謙吾)