「沖縄用語辞典」の記事一覧

　一般的には沖縄からみた日本本土のこと。琉球王朝時代には大和は薩摩を指し、日本全体のことをウフヤマト（大大和）と称した。中国から来た冊封使にも知られ、徐葆光『中 ...

　沖縄本島の西側は恩納村、東側は金武町以北を指す。両町村に、名護市、本部町、宜野座・今帰仁・大宜味・東・国頭・離島は伊江・伊是名・伊平屋各村の計１２市町村。「や ...

　首里・那覇の上流階級の間で、祝事のある家に祝儀用に泡盛をつめて贈る瓶。嘉瓶と呼ばれるゆえんで、口は太く長く、胴部は瓢（ひさご）形で抱えやすいようにくびれ、家紋 ...

　１８９８～１９６５（明治３１．５．１５～昭和４０．１１．４） 医師、政治家。小浜島出身。石垣島で開業するかたわら、戦後は八重山支庁衛生部長、八重山民政府知事を ...

　１９４９年に大里村から分離して町制を施行。面積４．４５平方キロ。人口１万５１３０人。沖縄本島南部の東海岸に位置し、中城湾に面する。戦前までは、東海岸の交通の要 ...

『最新版 沖縄コンパクト事典』2003年3月・琉球新報社発行、2,415円(税込) ...

　李氏朝鮮の正史。１３９２年から１９１０年まで編纂されていた。琉球関係の記事も多数収録されており、中国の正史や冊封使録等には記録されていない琉球の事情を知ること ...

　アカガエル科。奄美、徳之島、沖縄本島、久米島に分布する琉球列島の固有種。体長約４センチ。流線形の体と長い足をもつスマートなカエルで、ジャンプ力にすぐれる。沖縄 ...

　琉球ガラスの工房、ギャラリーが集まった総合施設。県内６業者が燃料、人件費の節減、安定した供給態勢を狙いに琉球ガラス工芸協同組合を発足、８５年に琉球ガラス工芸協 ...

　首里王府による初の琉球国の地誌。１７１３年成立。王府は０３年に旧記座を設け、旧記奉行を任命した。各地の番所に資料を提出させ、集まった資料を整理編集したもの。全 ...

　県内最大手のセメント製造会社。１９５９年に設立された。宇部興産と提携。県内シェアの約４０％を占める。資本金１４億１１５１万円。２００１年６月決算の売上げは１０ ...

　１７５６年に来琉した冊封副使・周煌の使録『琉球国志略』に収録されている「中山八景」図（泉崎夜月、臨海潮声、久米村竹籬、龍洞松濤、筍崖夕照、長虹秋霽、城嶽霊泉、 ...

　タテハチョウ科の仲間で前翅長５センチ内外。沖縄、特に八重山では春から秋にかけてみられるが、実は迷蝶。雄の翅の表面は濃い紫地に白色紋が浮く。たまたま発生した幼虫 ...

　１８５５（尚泰８）年、フランス海軍准将ゲランと首里王府の間で結ばれた修好条約。仏船への薪、水、食糧の供給、仏人の遊歩の自由など１１カ条。ゲランの独自判断で結ば ...

　カラス科の珍鳥。奄美大島と徳之島に分布が限定されている。成鳥は全長約３５センチ。羽毛は濃いるり色で美しい。翼と尾の先は白い。森林や山の斜面に生息し、シイの実や ...

　両緞織、道屯織。中国より１６５９年に伝わった織物の技法。絹・木綿・苧麻などを原料に、裏表両面とも経糸を段文に浮かした浮織。地色は藍、朱、黄染めが多く、紋様部分 ...

　沖永良部島の東北部に位置し、面積４０．３５平方キロ、人口７７３６人。１９４１年、町制施行。エラブユリは１８９８年ごろから栽培され、国内外に出荷されている。春に ...

　沖縄の郷土月刊誌。１９７１年に大阪で創刊され（７５年より那覇）、８５年の第１４５号が最終号となる。創刊号の特集は〈本土復帰と若者たち〉。初代編集者津野創一、第 ...

　宮古の子守歌の一つ。人頭税時代の子守り姉（ムイアンガ）が、守り子の立身出世をひたすらに願う内容。東里真中（地名）に植えた蜜柑の木の成長ぶりをわが守り子の大成に ...

　ワシタカ科の旅鳥、全長３５センチ。ツミよりやや大きい小型のタカで、胸が赤っぽく、飛翔中の初列風切り羽が黒い。９月～１０月にかけて朝鮮半島や中国から飛来、一夜を ...

　島尻郡の一自治体。粟国島一島で構成。東、西、浜の３集落がある。サトウキビ、モチキビ、サツマイモ栽培が中心。海水を使った〈粟国の塩〉製造が始まり、ナショナルブラ ...

　ビワガライシ科のサンゴ。菊の花状のポリプが群体をなす。群体の大きさは２０～８０センチくらいで、潮通しのよいサンゴ礁に生息する。ポリプの色は緑、灰、青褐色などで ...

　タコノキ科の常緑小高木。海岸地帯に自生し、幹から太い支柱根をタコ足状に多数出し、独特の樹形となる。株には雌、雄の区別があり、雌株はパイナップルに似た集合果をつ ...