「沖縄用語辞典」の記事一覧
紋織り (もんおり)
2003/03/01
平織り、綾織り、繻子織りの組織を組み合わせ、変化させた織物の総称。平織系にミンサー類・ヤシラミ花織・縫取織りがある。紋綜絖で織るものに首里花織・浮織・絽織・ロ ...
聞覚 (もんがく)
2003/03/01
1682~1753(尚貞14.11.30~尚穆2) 古典音楽の大家。首里寒川町生まれ。音楽的才能に優れ、聞覚流をつくる。普及はしなかったが、思想は高弟屋嘉比朝 ...
モンガラカワハギ
2003/03/01
方言名ウェカタヌメーカーハジャー。モンガラカワハギ科の魚。黒地に描いたような白い斑紋、背中の模様、口と尾の横線と、全身けばけばしい。飾りたてたような外形が方言 ...
モンシロチョウ
2003/03/01
シロチョウ科。日本人に最もなじみ深いチョウだが、沖縄では1958年ごろから見かけるようになった侵入種。前翅長約3センチ。白地に黒い紋がある。幼虫はアオムシと呼 ...
モンパノキ
2003/03/01
ムラサキ科の常緑小高木。吐カ喇列島以南の海岸に自生し、世界の熱帯に広く分布する。方言名はハマスーキ、ガンチョーギーなど。傘形や半球形の整った樹形をつくり、葉に ...
屋門 (やーじょー)
2003/03/01
瓦屋根をのせた門構えのことで、屋根は両流れの切妻型で本瓦葺き、門の中央に観音開きの扉があり、脇門に通用口を設ける。王府時代には御殿・殿内の門として、その使用は ...
屋取 (やーどぅい)
2003/03/01
近世後期、貧窮士族が首里を出て地方へ都落ちし、人里離れた地に小屋掛けして荒蕪地を開墾し農業を営んだ。屋取は他地に宿るの意。居住人と呼ばれ寄り集まって集落を形成 ...
屋判 (やーばん)
2003/03/01
八重山地方での家紋。自家の物品と他家の物とを見分けるための印。上勢頭亨『竹富島誌』によると、文字を知らない竹富島の百姓に、士族から与えられたものが多く、役人か ...
ヤーマスプナカ
2003/03/01
下地町来間島で、旧暦9月の初未の日から4日間行われる行事。豊穣予祝と子孫繁栄を祈願する。初日と2日目は、神女達が御嶽で夜籠もりをする。3日目の朝、神女達がスマ ...
ヤーンナー
2003/03/01
家名。屋号。その家の所在地の方位や地勢、戸主の職業、門中における系譜関係や兄弟の序列などの様々な事柄にちなんでつけられた。かつてはよく用いられたが、最近では、 ...
八重岳通信所 (やえだけつうしんじょ)
2003/03/01
沖縄本島名護市と本部町の境界に位置する標高453.3メートルの八重岳の山頂にある米空軍の通信基地。面積22万9000平方メートル。日本本土と沖縄を結ぶ重要な通 ...
八重干瀬 (やえびせ)
2003/03/01
池間島の北約16キロにあるサンゴ礁原。ふだんは海中に没しているが、春秋の大潮に水面上に出現する。周囲約25キロに達し、幻の大陸とも呼ばれる。方言でヤビジ、ヤビ ...
八重山共和国 (やえやまきょうわこく)
2003/03/01
1945年12月17日、戦後の八重山で誕生した一種の人民政府。行政機能のマヒに加えてマラリアの流行、旧軍人の狼藉から住民を守るため青年有志が決起した。わずか1 ...
八重山キリシタン事件 (やえやまきりしたんじけん)
2003/03/01
1624年、ルエダ神父が来島し、石垣永将らと交流した。石垣らはキリシタンの嫌疑で取調べをうけ、一旦は処分が下されたが、薩摩の命によって35年石垣が、さらに38 ...
八重山古典民謡 (やえやまこてんみんよう)
2003/03/01
三線が八重山に伝わり、節歌ができあがり、三線にのせて歌われた。1884年に喜舎場英整が編集した『八重山歌工工四』、85年に大浜用能が編集した『八重山歌工工四』 ...
『八重山古謡』 (やえやまこよう)
2003/03/01
喜舎場永ジュン著。1970(昭和45)年9月、沖縄タイムス社刊。三線が入る以前の手拍子の古式で謡われる古謡や労働歌を収録し解説したもの。230余首を収録した。 ...
八重山地震津波 (やえやまじしんつなみ)
2003/03/01
1771(明和8)年、八重山諸島と宮古諸島で計1万2000人の死者が出た大津波。震害はなかった。日本自然災害史上の四大津波の一つ。波は標高30メートル弱まで上 ...
ヤエヤマシタン
2003/03/01
マメ科の常緑高木。石垣島の山地に自生があり、熱帯アジアに分布するシタンと同一種とされるが、シタンとは異なるという説もある。材は高級な家具材、装飾用材になる。平 ...
『八重山島旧記』 (やえやまじまきゅうき)
2003/03/01
八重山の古文書。現存する糸洲家文書は19世紀半ばの写本と思われる。原本の詳細など不明。八重山の年中行事、冠婚葬祭、特産物などが記されている。『八重山文化論集』 ...
『八重山島年来記』 (やえやまじまねんらいき)
2003/03/01
15世紀後半から18世紀後半にかけての八重山史の基本史料。編年体で人事往来、天災地変、村落の移動、人口変動など多彩な情報が盛り込まれている。写本が複数あり、写 ...
八重山上布 (やえやまじょうふ)
2003/03/01
苧麻が原料の八重山の伝統的麻織物。王府時代は御用布として献納された。白上布・白中布・赤縞上布・紺縞上布とあり、独特の摺込み捺染の技法を施す。赤縞上布は、染料の ...
八重山諸島 (やえやましょとう)
2003/03/01
琉球列島の南端に位置し、大小31の島々からなる。総面積は584.67平方キロで、沖縄県の26%を占める。石垣島が中心島で、石垣市、竹富町、与那国町の1市2町。 ...
『八重山生活誌』 (やえやませいかつし)
2003/03/01
宮城文著。1972(昭和47)年11月自費出版。後に沖縄タイムス社から再版。八重山の衣食住や人生儀礼など体験をまじえて叙述したもの。明治・大正期の八重山の生活 ...
ヤエヤマセマルハコガメ
2003/03/01
方言名ヤマルコーザー【八】。バタグールガメ科。甲長10~20センチ。背がこんもりと丸いのでこの名がある。石垣島と西表島に分布する日本固有亜種。雑食性でミミズや ...
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