「沖縄用語辞典」の記事一覧
戦果 (せんか)
2003/03/01
沖縄戦で敗残の日本兵が「戦果をあげた」と称し米軍の食糧などをかすめとった。戦後、各地に収容された住民は難民生活同様の中で、米軍の豊富な物資をかすめとるようにな ...
戦争マラリア補償問題 (せんそうまらりあほしょうもんだい)
2003/03/01
沖縄戦当時、八重山地域では住民がマラリア罹災地に強制移住され、3000人余が死亡した。遺族が国家補償を求め1989年、沖縄戦強制疎開マラリア犠牲者援護会を結成 ...
総理府南方連絡事務局 (そうりふなんぽうれんらくじむきょく)
2003/03/01
対日講和条約により南西諸島が米国の施政権下に置かれることが確定したため、1952年7月、沖縄・奄美等との関連事務を司る機関として設置。渡航事務、恩給・年金、郵 ...
ソリハシシギ
2003/03/01
シギ科の旅鳥。全長23センチ。くちばしは黒く上にそっており基部は黄色っぽい。脚は短い。飛ぶと翼の後縁が白く出る。下面も白い。走り回りカニなどを捕らえる。干潟や ...
大衆金融公庫 (たいしゅうきんゆうこうこ)
2003/03/01
1954(昭和29)年に設立された、生業資金の貸付けを目的とした住民向け政策金融機関。資本金は全額琉球政府が出資。零細企業の多い当時、大いに利用され、64年に ...
台風 (たいふう)
2003/03/01
北西太平洋域の高温海水域で、最大風速が17メートル/秒以上の反時計回りの強風と強雨をもたらす熱帯低気圧のこと。沖縄地方への襲来は7.8.9.10月に多いが、赤 ...
タイワンカブトムシ
2003/03/01
コガネムシ科の仲間。体長3~4センチ、からだは黒褐色で、サイのような角をもつ。ヤシ類の幹に穴をあけて新芽を食害、ついには枯らしてしまう。沖縄の在来種ではなく、 ...
滝沢馬琴 (たきざわ・ばきん)
2003/03/01
1767~1848(明和4.6.9~嘉永元・11.6)江戸の戯作者。曲亭馬琴として知られた。代表作に『南総里見八犬伝』、琉球を舞台にした『椿説弓張月』がある。 ...
田里朝直 (たさと・ちょうちょく)
2003/03/01
1703~1773(尚貞35.3.23~尚穆22.9.14) 組踊作者。「万歳敵討」「大城崩」「義臣物語」を創作する。組踊の創始者玉城朝薫の五番に対して三番と ...
田端一村 (たばた・かずむら)
2003/03/01
1900~1945(明治33.9.15~昭和20.6) 詩人、教師。宜野座生まれ。国学院大学卒後、県立第一中学校教諭。沖縄師範学校在学中から詩を作る。民謡調の ...
田港御願の植物群落 (たみなとうがんのしょくぶつぐんらく)
2003/03/01
大宜味村塩屋湾に面する田港御願の拝所林。人為的干渉を受けず保護されてきたため、沖縄の古生期石灰岩地域の代表的植生とみなされている。群落内にはイスノキなど85科 ...
筑登之親雲上 (ちくどぅんぺーちん)
2003/03/01
王府の位階名。筑登之が30歳に達すると従七品となり、黄冠に叙せられて筑登之親雲上と呼ばれた。筑登之筋目から親方位に昇ることも可能とされたが、実際にはほとんどな ...
北谷・恵祖事件 (ちゃたん・えそじけん)
2003/03/01
1664年、中国康煕帝の即位慶賀船が福州江口で遭難、さらに海賊(中国人に化けた琉球人)に襲われ、そのどさくさに皇帝へ進上する金壺が乗組員に盗まれ、これをめぐっ ...
中山門 (ちゅうざんもん)
2003/03/01
首里城前の綾門通り入口にあった首里城第一門。1428年、尚巴志王の創建。後に守礼門ができると、守礼門を〈上の綾門〉〈うえのとり〉、中山門は〈下の綾門〉〈しもの ...
朝鮮人慰安婦・朝鮮人軍夫 (ちょうせんじんいあんふ・ちょうせんじんぐんぷ)
2003/03/01
沖縄戦に慰安婦として連行された韓国人女性と、軍属として動員された韓国人労働者。女性は、軍需工場の女工を名目に徴用されたが、昼夜なく日本の軍人、軍属に蹂躙された ...
つぃんだら節 (つぃんだらぶし)
2003/03/01
八重山民謡。黒島から石垣島野底に新村創建のために生き別れをされた恋人たちの悲嘆をうたった内容。つぃんだらとは「愛しい」と「悲しみ」の両意を持つ言葉。野底には嘆 ...
筒描き (つつがき)
2003/03/01
紅型の技法の一つ。糊引(ぬいびち)ともいい、起源は15世紀以前。18世紀、冊封使歓待の宴に御冠船踊と組踊が創作され、華麗な紅型衣裳、舞台幕が筒描きで作られた。 ...
爪形文土器 (つめがたもんどき)
2003/03/01
口縁部から底部まで爪形圧痕を残す土器。普通、縄文草創期(沖縄前I期相当)のものをさす。北海道を除く広い地域に分布。深鉢形、尖底。沖縄では指頭押圧文の後に真正の ...
程順則 (ていじゅんそく)
2003/03/01
1663~1734(尚質16.10.28~尚敬22.12.8) 近世琉球の代表的な儒者。1689年に存留通事として渡唐、帰国後『17史』を孔子廟に献じる。17 ...
「手水の縁」 (てみずのえん)
2003/03/01
組踊。平敷屋朝敏(1700~1734)作の恋愛物。冠船芸能としては演じられなかったが、当時の若者の人気は高かったという。「手水」の民俗を組踊にし、若き男女の山 ...
伝統工芸品之証 (でんとうこうげいひんのしょう)
2003/03/01
沖縄県の伝統工芸品の声価を高め、消費者の購入の便に資するため、沖縄県伝統工芸産業振興条例及び同施行規則に基づいてちょう付する指定マーク。円形で、書体は黒太ゴシ ...
闘牛 (とうぎゅう)
2003/03/01
沖縄の闘牛の発祥を記録した文献は見当らず、自然発生的に起こったのではないかと思われる。琉球王朝時代から既に行われ、各間切に牛佐事がいて、鉦を叩き村々をふれ回っ ...
「泊阿嘉」 (とぅまいあかー)
2003/03/01
我如古弥栄(1881~1943)作の歌劇。1911(明治44)年に中座はセリフ劇「泊阿嘉浦千鳥」、球陽座は組踊「泊阿嘉」、沖縄座は我如古の歌劇「泊阿嘉」を上演 ...
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