「南風」の記事一覧

　筆者は「沖縄県よろず支援拠点」という中小企業庁の整備する経営相談窓口で週1度勤務している。「よろず支援拠点」は全国各47都道府県にあり、主に中小・零細企業の、 ...

　カミングアウトとは自らの性自認や性的指向を自身の意思で他者に伝えること。私が初めてカミングアウトをしたのは専門学生の頃で、相手はよく遊ぶ友達の中の一人、特に仲 ...

　サンゴ礁の環境教育に20年以上関わってきた。本部町で初めて頼まれた講演では、町営ホールに幼稚園児から高校生までが一堂に集まり、誰にどう話したものか戸惑ったのを ...

　親の介護をするために仕事を辞めることを介護離職という。全国で年間10万人の介護離職者がいる。介護は突然やってくるから、家族や会社も慌ててしまう。 　だから、準 ...

　先日、友人との間で、出生前診断について意見交換をする場面があり、自分の経験を思い出した。私は、妊娠19週のエコー検査で胎児の首に影が見つかり、主治医から出生前 ...

　子どもの頃、大阪育ちの割には「虫捕（と）り少年」だった。５年生くらいからは特にチョウにはまり、図鑑を眺めては「いつの日かこの目で見たい」と思っていた。 　沖縄 ...

　2月16日付本紙で「農作物の残さ由来の『超吸水性ポリマー』を研究開発するEFPolymer（EFP、恩納村）が環境大臣賞を受賞した」と報じられた。EFPは沖縄 ...

　私はLGBTQs当事者の一人である。性自認は女性でもあり、男性でもある。このような「身体的性にかかわらず、性自認が男性にも女性にも当てはまらない」セクシュアリ ...

　サンゴ礁は航海者にとって危険な暗礁である。英語では航海者の視点で裾礁（きょしょう）の沖側をForereef、岸側をBackreefと言う。ヨーロッパの人々は大 ...

　私の人生は10年ごとにターニングポイントがやってくる。気付いたのは30代の頃だ。そして今年がその年だ。思えば高校受験から始まったように思う。 　15歳、無理だ ...

　先日、息子の学校で「十三祝い」のセレモニーが開かれた。支援学校に通う息子が、今日まで元気に健康で成長できたことに、親として胸がいっぱいだった。 　12年前、息 ...

　私が観測船に乗り始めた2000年代半ば、海上でアホウドリを見る機会は1年に1度あるかどうかだった。翼を広げると2メートルを超す姿は実に優美だった。 　かつて伊 ...

　皆さんは「パブリシティ権」という言葉をご存知だろうか？　パブリシティ権は「人の氏名、肖像等の有する顧客吸引力を排他的に利用する権利」として最高裁判例でも認めら ...

　去る2月22日は「猫の日」。猫の鳴き声「ニャンニャンニャン」と読む語呂合わせから1987年に制定されたそうだ。「猫と一緒に暮らせる幸せに感謝し、猫とともにこの ...

　大陸で風水を学んだ蔡温は「山林真秘」を記して合理的な営林を進めた。その一端が垣間見える写真の話を聞いた。山原の奥集落辺り、王朝以来の営林法が維持され、下生えが ...

　社員といると元気が出る。弊社には笑いが絶えない。仕事柄なのかもしれないが、楽しむことの天才だと思う。楽しむことの天才からは笑顔しか出てこない。楽しいから笑うの ...

　沖縄県でヤングケアラーと思われる子どもの数が発表された。この数は「氷山の一角」と言われ、今や大きな社会問題として物議を醸している。 　ヤングケアラーの概念から ...

　鳥を見るために中国や東南アジアに時々出掛けていた。中国のスーパーのレジ袋が有料になったのは10年以上も昔だ。個人的には従前から「マイバッグ」を使っていて困りは ...

　近年、高齢化社会を反映して、相続に関する話題を聞くことが多い。金融機関や弁護士、税理士、司法書士など専門家が、相続に関するサービスや情報を豊富に提供している。 ...

　殺処分ゼロという言葉に違和感を覚える。それは幸せな犬や猫が増えた数字ではないと感じるからだ。 　11年前、職場がある浦添まで自転車で通勤をしていた。その通勤路 ...

　私たちのよく知る沖縄のサンゴ礁が総じて「裾礁（きょしょう）」であることをご存じだろうか。サンゴ礁が、サンゴのような石灰質の骨を作る生き物の死骸が堆積してできた ...

　「できるかもしれない、できないかもしれない、でもできるかどうかではなく、やるかどうかだと思うのです」。私のデスク前のコルクボードに貼られたメモ。私を奮い立たせ ...

　「南風」掲載後、友人や先輩から感想のメッセージをいただく。それを拝読し、私もさらに学びを深められる。人の捉え方はさまざまで、一つの事柄は、その人の経験や考え方 ...