「南風」の記事一覧

　「私の仕事は英国で始まり、沖縄で学び、益子で育った」と語り、沖縄を愛していた陶芸家浜田庄司氏は、冬の間、寒さの厳しい益子から壺屋に赴いて仕事をしていた。 　厨 ...

　いよいよ、中学校でも各地区中体連体育大会が予定されている。沖縄県中体連・九州中体連・全国大会出場に向けて日々の練習に取り組んでいる生徒の姿が誇らしく思える。新 ...

　４月１日。「あなたがやりたかったのって、こういうことだったのね」。弾けんばかりの笑顔でささやいた新城恵子代表理事の声が「カリー（乾杯）」の声にかき消されていき ...

　初めて海外に行ったのは中学２年の春休み、米国サンディエゴへの短期ホームステイだった。本場のハンバーガーの大きさに驚いたことや、なぜか「今シャワーを浴びてもいい ...

　朝鮮半島はいつまで、「中心」に消費されなければならないのでしょうか。 　日本では毎日のように「北朝鮮危機」が報道されていますが、韓国は、大統領選挙が近いくらい ...

　２年前の今頃、県立高校に入ったばかりの娘が浮かない顔をして私に１枚の紙を見せた。「地毛登録申請書」。学校長宛てに生徒と保護者が連名で届け出る形式で、そこには、 ...

　先日、とある会合で泡盛について話をした。会合のメンバーは比較的年齢が高く、泡盛好きな人や仕事の付き合いで飲む人、かつては毎日飲んでいた人など多彩で、そこで取材 ...

　風薫る５月。名護市の大湿帯（オーシッタイ）と呼ばれる山奥の集落を訪ねた。戦後の過疎化で廃村の危機に瀕（ひん）したものの、他県から移住者を迎え入れて復興した際に ...

　ＰＴＡ活動の中で、年度初めの大きな行事にＰＴＡ総会があります。 　ＰＴＡ総会では、新年度活動計画、ＰＴＡ予算承認、役員選出などを決めます。昨今、ＰＴＡ役員にな ...

　「ざっくざっく」 　浜辺の砂を熊手で掘り起こすと、シューッと潮を吹き、あさりが顔を出す。私の唯一の趣味は、潮干狩りだ。サンゴ礁に囲まれた浅瀬・イノーで貝を探す ...

　新明解国語辞典によれば、奇跡とは「実際に起こるとは考えられないほどの不思議な出来事」とされている。今から２４６年前、１７７１年４月２４日に発生した明和の大津波 ...

　神戸は３日続きの雨、今日も靄（かすみ）が立ち込めて遠くの景色は霞んでいる。そんな神戸で久利計一氏を代表とする三宮商店街のイベント、沖縄ＧＯＧＯハイサイフェアが ...

　私は、国体強化選手、コーチを経て現在県代表監督として「チーム沖縄」を率いている。代表監督になるには「日本体育協会公認スポーツ指導者制度」の指導員、上級指導員、 ...

　斎場御嶽をイメージした舞台。大覚寺僧侶１０人が唱える声明の中で、沖縄の神々と祖先に祈りを捧（ささ）げる荘厳花で始まった「嵯峨御流」辻井ミカ華務長のデモンストレ ...

　１９５４年３月の第五福竜丸の被ばくいわゆるビキニ事件で放射能汚染マグロを獲（と）った船は約９００隻、なかでも高知県の漁船が３分の１を占めていた。 　８０年代半 ...

　最近、地方移住が一つの流れになりつつある。ＮＨＫと明治大学などが２０１５年１２月に公表した調査によると、地方への移住者は０９年度から１４年度までの５年間で４倍 ...

　前回、朝鮮特需を例に、周辺の犠牲が中心の利益を生む構造について触れました。しかし今でも先進国の企業は、途上国に工場を作り、安価で商品を生産し、働き口のない人は ...

　就学援助をはじめ、この国の子どもの貧困対策における現金給付や奨学金などの支援対象は主に「住民税非課税」世帯です。前回までに取り上げた「高校生等奨学金」もそうで ...

　春になると泡盛業界はにぎやかになる気がする。いくつかの酒造所が感謝祭や蔵祭りを行い、アッチコッチで泡盛関連のイベントが増えるからだ。そんなイベントを華やかにす ...

　やんばるの豊かな自然に囲まれた本学（ＯＩＳＴ）のキャンパスで、ひときわ賑（にぎ）やかな場所が、教職員・学生の子どもたちが通う学内保育園「てだこ」だ。生後２カ月 ...

　子供たちは、いろいろな経験をして大きく成長していきます。スポーツの試合で勝ち負けを繰り返すたびに、人前で発表をするたびに自信をつけ、その後の活動が幅広くなって ...

　入学式に入社式、この時期、取材先から届くフレッシュマンたちの声を聞くのが好きだ。その希望に満ちあふれた声を聞いて思い返すのが“初志”だ。 　今回は、私がアナウ ...

　出会いは２００４年ごろ、角子先生は空き巣被害に遭い宜野湾署を訪れた。当時副署長の当方は、何やら足腰が辛（つら）そうなお姿を見てソファに招き入れ、被害届を出して ...