沖縄県内コロナ新たに29人感染 療養者1000人下回る(10月4日朝)


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 沖縄県は3日、新型コロナウイルスに10歳未満から80代までの29人が感染したと発表した。前の週の同じ曜日と比べ、42人減少した。新規感染者が30人を下回るのは7月12日以来。療養者数は997人で千人を下回った。千人を下回るのは7月22日以来となる

 新規感染者の年代別内訳は、最多が10歳未満で10人、10代8人、40代4人、20代と30代各3人など。全体の約8割が30代以下と若年者の感染が目立っている。10歳未満や10代に感染者が多いのは、家庭内感染やその濃厚接触者の感染が影響したという。

 新規感染者29人のうち、推定感染経路が判明しているのは24人で、家庭内17人、友人・知人とその他が各3人、職場内1人。

 直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者は25・92人で全国ワーストが続いている。

 病床占有率は34・9%、重症者用病床占有率は14・3%といずれも減少傾向が続いている。

 県感染症対策課の嘉数広樹課長は、緊急事態宣言解除に伴う影響が出てくるのは「1~2週間」との見通しを示し、2週間程度は状況を注視する考えを示した。
米軍基地内の感染者は日曜日のため、報告はなかった。

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