沖縄で新たに38人感染 入院者数は99人で昨年7月以来の2桁(10月6日朝)


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新型コロナウイルスの変異株の電子顕微鏡写真(国立感染症研究所提供)

 沖縄県は5日、新型コロナウイルス患者4人の死亡と10歳未満から90代までの38人の感染を新たに確認した。同日の入院者数は99人で、昨年7月30日(97人)以来、約1年2カ月ぶりに100人を下回った。県内の病床占有率も25・8%に下がり、昨年7月24日以来の30%を割る水準となった。医療の状況に改善がみられるが、県は飲食業従事者の感染が目立つようになっており「広がりを注視する必要がある」(糸数公医療技監)としている。

 亡くなったのはうるま市の80代男性と90代女性、沖縄市の90代女性、浦添市の70代男性。いずれも別の疾患で入院中に感染が判明、8月に死亡が確認された。

 新規感染者38人の年代別は40代9人、10歳未満7人、10代と20代が各5人などで、70代以上は4人。推定感染経路が判明しているのは18人で、内訳は家族14人、職場2人、施設と友人・知人が各1人だった。

 日々の感染者数や入院者数が減っていることから、県は10月に入り、沖縄本島の医療フェーズを最大の5から4に、宮古と八重山のフェーズを5から3bにそれぞれ引き下げた。

 米軍関係は新たに9人の感染が県に報告された。

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