24日投開票の宮古島市議選に関して、沖縄県の糸数公医療技監は同日、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐ観点から、長時間や大人数の打ち上げを控えるよう呼び掛けた。
人口約5万5千人の宮古島市では市長選が実施された今年1月、新型コロナの流行が拡大し、感染者数が3日間で計100人を超えた時期もあった。
糸数技監は「市長選後に大きな流行があり、収束に1カ月くらいかかった。今は(連日)ゼロが続いているが、油断するとすぐに広がってしまう」と話し、会食は「4人以下2時間」を徹底するよう求めた。
沖縄県内では8月の与那国町長選でも陣営関係者の感染があり、クラスター(感染者集団)が発生した。31日には県全域が対象となる衆院選を控えており、県は大人数や長時間の会食を控えるよう呼び掛けている。
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