対馬丸記念会の髙良政勝代表理事(84)は、22日の慰霊祭で平和の尊さを訴えた。慰霊祭終了後に報道陣の取材に応じ「長い月日がたったが、たくさんの方が対馬丸に関心を持ち、来ていただいて感激している」と述べた。一方で「台湾有事」などを理由とし、住民の県外避難を掲げる国民保護計画が進む現状に「戦争を前提としたような計画だ」と指摘。「そういう話が出ると不信感がわき、戦争になるのではないかという気がする」と危惧した。
名護市辺野古の新基地建設が進められていることには「辺野古の問題は過去に県民の反対の民意が示されている」と指摘。「それにもかかわらず工事が強行されていることには危機感を覚える」とした。
(前森智香子)
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