ガツンガツン 迫力の闘ヤギ熱戦 多良間ピンダアース大会 観客固唾のむ 沖縄


ガツンガツン 迫力の闘ヤギ熱戦 多良間ピンダアース大会 観客固唾のむ 沖縄 重量級の決勝戦で激戦を繰り広げるアナギナー☆ブライン号(左)とレッドサンダー号=13日、多良間村多目的広場
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【多良間】第26回多良間島ピンダアース大会(同実行委員会)が13日、多良間村多目的広場で開催された。3階級(重量、中量、軽量)でそれぞれ競い、激しい角のぶつかり合いを見せたヤギの熱戦を、観客は固唾(かたず)をのんで見守った。

 70キロ以上のヤギが激戦を繰り広げた重量級では、前大会を制し、宮古島市に優勝旗を持ち帰ったジャック・ダニエル・イー号が初戦でガラガラドン号に敗退する波乱の幕開けとなった。

 前大会は準優勝で終わったアナギナー☆ブライン号が強敵を制し、決勝に駒を進めた。決勝では、ガラガラドン号の息子、レッドサンダー号とぶつかり、アナギナー☆ブライン号が優勝を決めた。飼養者の森山銀次郎さんは「前回大会は2位だったけど、1位になったからうれしい」と喜んだ。

 3頭が出場した中量級(55~69キロ)では、総当たり戦が実施され、TEN号が栄冠に輝いた。14頭が競った軽量級(40~54キロ)では、オカダ号が優勝した。

 閉会式であいさつした大会長の伊良皆光夫村長は「惜しくも優勝、準優勝に届かなかった飼養者の皆さん、さらに鍛えて次回に臨んでいただきたい」と次の大会の参加を呼びかけた。 (清村めぐみ通信員)