「沖縄用語辞典」の記事一覧

　喜舎場永ジュン著。１９６７（昭和４２）年６月、沖縄タイムス社刊。八重山の節歌９３首を収録し解説したもの。民謡の発祥地を訪ねて調査分析している。『八重山古謡』と ...

　方言名アンマク【沖】、マクガン【宮】、マッコン、マコガニ、モーヤン【八】。オカヤドカリ科のヤドカリ。甲長１０センチ余、体重１キロ余に達する。夜行性で、日中は海 ...

　本部町字山川港原にある沖縄後期の遺跡。〈カチヌチグンジン〉と呼ばれ地域の人々の信仰の対象。洞穴の入り口幅は約２メートル、奥行が約４メートル。平面形はつりがね形 ...

　所在地は平良市西仲宗根。平良市街の東北に位置する洞窟内にある泉。１７２０年ごろ掘られたと伝えられる。井戸の周囲は切り石を円形に積み、上り下りの通路に石段がある ...

　クイナ科の留鳥。全長３１センチ。方言名はアガチ。沖縄本島北部の特産種。上面は暗緑褐色、下面は黒地に白い横縞。太く赤いくちばしと脚が目立つ。国内希少動植物種、絶 ...

　霊的能力で託宣、ト占、病気治療などを行う民間巫者で、ムヌシリとも呼ばれる。多くは女性。ユタの成巫過程は様々だが、一般的には次のような過程をたどるのが多い。すな ...

　１９３５～９７（昭和１０．８．２５～平成９．９．２４）　水中写真家。１９６０年から沖縄の海に潜り始め、６６年から県内各地のサンゴ礁の海を定点観測で撮影した。３ ...

　１７１８～１７９７（尚敬６．６．２９～尚温３．１０．２３）　尚穆・尚温王代に２８年間（１７６９～９６）三司官の職にあり、漢学に優れ『琉球科律』の編纂にも関わる ...

　１９６０（昭和３５）年７月開局のＡＭラジオ局。ＲＯＫ。７８３キロヘルツ。「ローカルに徹する」を社是とし、方言ニュースはユニーク。本社所在地は那覇市西。社員３１ ...

　米国民政府布告第１３号「琉球政府の設立」によって１９５２年４月１日に創設された琉球政府の立法機関。復帰までの２０年間、唯一の民意機関として活動した。この間、行 ...

　マダラチョウ科。黒地の翅に薄い水色紋が散る。前翅長約５センチ。奄美以南、台湾、東南アジア等に広く分布。沖縄ではふつうにみられる。林の中の谷間などで寒風をさけ、 ...

　琉球王国初の刑律典。科律ともいう。１７８６年に成立し、１８巻１０３条からなる。７５年、伊江朝慶・幸地良篤が科律編集奉行に任じられ、大清律を母法とし、日本の刑書 ...

　スミレ科の多年草。九州南部～東南アジアに分布し、県内では原野、道端などごく普通に見られる。別名タイワンスミレ。方言名はスミリ、スミレ。葉は広いハート形、花は赤 ...

　１９５０年、日の丸の使用が禁止されていた米軍統治下で考え出された琉球在籍船舶の標旗。旗ざおの反対側を三角形に切り、横に中央が青（全体の半分）、上と下が黄色の２ ...

　波上宮・沖宮・安里八幡宮・末吉宮・識名宮・天久宮・普天間宮・金武宮。八社の由来は不明だが、いずれも真言宗の寺が併設された。安里八幡宮を除いて、いずれも熊野権現 ...

　方言名ヤンバルガーミー。バタグールガメ科のカメで沖縄本島北部、渡嘉敷島、久米島に分布。甲長１０～１３センチ、甲羅は褐色か赤褐色か黒青色。湿地帯を好む。ミミズ、 ...

　１８５４（尚泰７）年、米国の全権大使ペリーが首里王府と結んだ修好条約。来琉する米人は厚遇、薪水・必要物資は禁止せず適正価格で供給すること、乗組員の上陸を妨害し ...

　方言名オービキ、オーイユ。スズメダイ科の魚。全身美しいコバルトブルーで、サンゴ礁や潮だまりでみられる。体長５センチほどの小魚で、観賞魚として人気がある。底生藻 ...

　方言名ビタロー。別名シマタルミ。フエダイ科の魚。体長２０～２５センチ。黄色の魚体に青い縦すじが５、６本走る。側線上に黒いだ円形の斑紋をもつ。斑紋のない個体もあ ...

　ワールドワイド・ウチナーンチュ・ビジネス・アソシエーション（ＷＵＢ）は１９９７年、ハワイで創設された。世界的規模でネットワークを拡大している。南米のブラジル、 ...

　ウミガメ科のは虫類。別名ショウガクボウ。甲長１２０センチに達する。ほかのウミガメが貝や魚を餌とするのに対し、海草を食べる。そのせいか肉に臭みがなく美味。甲羅も ...

　キンメダイ目イットウダイ科魚類の方言名。イットウダイ科の仲間は、マツカサのようなうろこと大きな目玉が特徴だが、アカイユーも例外ではない。サンゴ礁域から水深１０ ...

　ヒタキ科ツグミ亜科の留鳥。全長１４センチ。体の上面は鮮やかな橙赤色。オスは胸の部分が黒く腹は白い。メスは下面が汚白色。琉球列島の固有種で、よく茂った常緑照葉樹 ...