「沖縄用語辞典」の記事一覧

　正殿前、御庭の南側の建物。フェーヌウドゥン（南風御殿）ともいう。日本様式の建物で、おもに薩摩の役人を歓待したところ。佳節には大和風の儀式なども行った。天啓年間 ...

　古典舞踊中唯一の打組み踊。１８３２年の『琉球人舞楽御巻物』に「打組踊」として紹介されている。番組の最後に組まれるので御後段踊りとも。しゅんだう節、それかん節、 ...

　旧琉球の王家である尚家に継承されてきた文化遺産。これらの遺産は第２２代尚裕により３市村に贈与された。那覇市には国指定史跡の玉陵、国指定建造物の崇元寺石門、国指 ...

　１４３０～１４７７（宣徳５～成化１３．８．４）　第２尚氏王統２代の王、兄尚円王。１４７７年即位するも、神託により退位させられる（王位継承事件、クーデターとも） ...

　国家総動員体制下の１９４４年に編成された女子勤労隊をさす。各地の女子青年学校生徒を主に、１５～２５歳までの女子をつのり、１００人規模の団を数次にわたって本土の ...

　方言名ソージムヤー【沖】、ソーディムリ【奄】。イモリ科。奄美、沖縄本島、慶良間諸島に分布する。体長１１～１４センチ。雄より雌がやや大きい。雌の尾は尖り、雄は平 ...

　入角の盆で低い足を付ける。全面に白密陀を塗り色漆で文様を描き、輪郭線に箔絵を用いた瀟洒な盆。密陀絵は速乾性の油を利用し、淡い色や多彩な発色を可能にした技法で１ ...

　身体障害で雇用されることの困難な人たちを入所、または通所させて必要な訓練を行う施設。職業を与え、自活させるほか、社会適応訓練、治療、養護、それに点字刊行物の閲 ...

　『隋書』は６５６年に成立した隋一代の正史（８５巻）。中の列伝第４６「東夷」の「流求」の記載をめぐって、琉球説か台湾説か論争があり、判然としない。隋の煬帝は６０ ...

　和名より方言名アカジンがずっと通りがよい。沖縄産高級魚の横綱。大物は１メートルを超す。刺身、汁物、煮つけなど、なににしても美味。やや深場の岩礁に単独ですんでい ...

　サトウキビを原料に砂糖を作っている工場。沖縄県には、粗糖を作る分蜜糖工場が１０社１１工場、粗糖から精製糖を作る工場は１社１工場、黒糖を作る含蜜糖工場が７社７工 ...

　程順則の漢詩集。雪堂は号。燕は燕京（北京）のことで、１６９７年、福州から北京を往復した旅の、折々の風物や心情をつづったもの。作品総数は７９題８４首で、ほとんど ...

　全沖縄軍労働組合の略称。全軍労連合会として１９６１年７月に結成。初代委員長は上原康助。米軍基地は戦後沖縄の最大の雇用の場で、ピーク時の６９年には組合員２万２０ ...

　アマ棋戦。１９５８年に第１回全琉本因坊戦・第４回全日本アマ本因坊戦沖縄予選として開催したのが始まり。優勝者は東京地区代表決定戦に参加した。翌５９年から西部地区 ...

　第２次世界大戦中の沖縄で、１９４４年７月から４５年３月にかけ約８万人が戦火を避けてより安全な九州各県に分散避難した。４４年７月７日の緊急閣議で南西諸島の老幼婦 ...

　尚思紹王統、尚巴志王統ともいう。１４０６年、佐敷から出た尚巴志は中山王武寧を討って父思紹を王位に就け、尚王統を開く。また、三山を平定し、琉球を統一。尚思紹→尚 ...

　１５５２～１６３９（天文２１～寛永１６）　沖縄に初めて浄土宗を将来した僧侶。奥州岩城郡の人。１６０３年から３年間滞在し、桂林寺の住持となる。儀間真常ら多くの信 ...

　田芋（ターンム）や田芋の茎を使った料理。ムジ（田芋の茎）の汁、田芋ディンガク、ドゥルワカシー、その他煮物、揚げ物、飲み物などいろいろに使われる。芋は子孫繁栄を ...

　大鶏餃。鶏のとさかに似ているところから名づけられた琉球菓子。炒りゴマ、桔餅、ピーナッツ、砂糖を混ぜ合わせた餡を小麦粉にラードを加えて作った皮に包み、油で揚げた ...

　鉄筋コンクリート用棒鋼を製造、県内シェアの大半を占める。１９５６（昭和３１）年に設立された。２００２年３月現在の資本金は２億６５００万円。０１年度売上げは７１ ...

　生没年未詳　石垣島平得の出身で八重山初代の大阿母職。オヤケ・アカハチの乱後の琉球国軍帰国の安全を守った功績で、真乙姥より推薦され、大阿母となった。漂着して南蛮 ...

　玉陵の左右両袖上に守護神として設置された獅子像。沖縄の獅子像には珍しく立ちあがった形をとる。材質は閃緑岩、高さ１０３センチ。【県指定文化財】 『最新版 沖縄コ ...

　宮古島と石垣島のほぼ中間にある宮古諸島の一島。面積１９．７３平方キロ、周囲１６．６４キロの楕円形の平たい島。島全体は琉球石灰岩からなり、表面は石灰岩風化土壌の ...