「沖縄用語辞典」の記事一覧

　沖縄（首里）のわらべ歌。じんじんとは蛍を意味する方言。「じんじん、じんじん、酒屋ぬ水食てぃ、落てぃりよーじんじん、下がりよーじんじん」とうたう。酒造りの集中す ...

　ウシ科。野生のアフリカ水牛と農耕用のインド水牛に分かれる。沖縄へはインド水牛系が１９３３年台湾から導入された。ピーク時の７０年代には１４００頭にのぼったが、そ ...

　カモメ科の冬鳥。全長３２．５センチ。冬羽は全体が白っぽく背面が淡い青色。くちばしは黒く短い。中国遼寧省と江蘇省でのみ繁殖。九州から沖縄で越冬、漫湖では１０～２ ...

　ツツジ科の常緑小高木。石垣、西表の山地に自生し、台湾まで分布する。方言名はメーキ（西表）。花は茎６～７センチの淡紫紅色。以前は幻の花と呼ばれたが、現在は苗木生 ...

　国王の補佐役で、明代初期には国相、王相といい、明国人が皇帝によって任命された。尚金福王の時の国相懐機を最後に、国相の制は途絶え、薩摩入り前、尚寧王の弟尚宏が「 ...

　八重山諸島の北方にある尖閣諸島は、１８９５年１月に日本に編入された。１９７０年代に入って、海底資源開発などとの絡みで中国、台湾もそれぞれ領有権を主張。日本政府 ...

　全逓信労働組合沖縄地区本部の略称。１９５６（昭和３１）年１０月７日、沖縄全域の郵便局、電報電話局、無線電報局の職員によって沖縄全逓信労働組合を結成、官公労とと ...

　そうめん料理の一つ。ソーミンタシヤーともいう。茹でたそうめんを炒め、塩味で仕上げる手軽な家庭料理。昔は来客へのお茶うけにソーミンプットゥルーが出されると、最高 ...

　生没年未詳　明朝末から清朝初めにかけての中国で活躍した画家。福州に渡った石嶺伝莫（琥自謙）や山口宗季（呉師虔）らが指導を受けている。花鳥、山水図など中国の伝統 ...

　チドリ科の冬鳥。全長２９．５センチ、ハトくらいの大きさ。上面が銀灰色に黒と白のまだら。くちばし、脚は黒色。冬羽は頭や胸、わきに黒褐色の縦斑がある。飛んだときに ...

　方言名ガラサーガーミ。ウミガメ科の仲間で甲長９０センチに達する。別名ベッコウガメ。くちばし状の口をもつ。温暖の海に広く分布。初夏から９月にかけ、八重山諸島に産 ...

→宮古島民台湾遭害事件（みやことうみんたいわんそうがいじけん） 『最新版 沖縄コンパクト事典』2003年3月・琉球新報社発行、2,415円(税込) ...

　？～１５２６（？～嘉靖５．８．１８）　父豊見城親方盛親（中城按司護佐丸盛春嫡子）の三子、三司官。世宗嘉靖帝の慶嘉のため王舅として北京に赴き、鳳凰轎（尚真王の御 ...

　１８６９～１９３１（明治２．７．２～昭和６．９．５）おもろ研究の先覚者。新潟県生まれ。国学院大卒後、沖縄県尋常中学校に赴任したが解雇され、ストライキ事件に発展 ...

　王府時代に、中国・大和へ遣わされたこと。先島在番も旅役扱いとなった。無事に勤めあげれば勲功があり、士族の出世への階段でもあった。しかし当時の旅役は航海との関係 ...

　１８８６～１９４５（明治１９．５．５～昭和２０．７．４）　官吏で経済学者。群馬県安中生まれ。日大高等師範部卒。教員の後高等文官試験に合格。１９１４年沖縄に赴任 ...

　沖縄の祭事や祝座のフィナーレに登場する儀礼歌、旅歌。〈だんじゅ〉とは、ほんとうに、いかにも、の意。〈かりゆし〉は、すばらしい、おめでたい、の意で、縁起をかつぐ ...

　鼓。琉球楽器の一つ。『おもろさうし』の中にも「島寄せるつづみ」等と記され、古くから使用されていた。今日でも女性の野外集団円陣舞踊のウシデークやシヌグ等で用いら ...

　１６０７～１６６７（尚寧１９．１０．１０～尚質２０．５．２１）　尚質王代の三司官。１６６３年、尚質王冊封の王舅（謝恩使）として渡唐する。翌年渡唐してきた慶賀船 ...

　軍隊の撤退などにともない発生する、日本人離職者への救済措置を講じた時限立法で１９５８年公布。米国はドル防衛策の一環として米軍の日本人従業員の大量整理に乗り出し ...

　沖縄では本土より２６年遅れ、１８９８（明治３１）年に徴兵令が施行された。検査の際わざと指を切るなど体を傷つけたり、障害者を装って徴兵を逃れる者が続出し、多数が ...

　通訳官、及び久米村士族の位階称号。通訳は、唐、大和、先島に必要であった。おもに中国との交通に従事する久米村の位階は、若秀才→秀才→通事→副通事→都通事→中議大 ...

　津波で打ち上げられた石。石垣島には八重山地震津波由来との伝承がある〈津波石〉があるが、これには津波石と、津波と無関係な陸上由来の琉球石灰岩の転石とがある。石垣 ...