「沖縄用語辞典」の記事一覧

　１４４１～１４６９（正統６～成化５．４．２２）　第１尚氏王統７代の王。尚泰久の三子。１４６１年即位、在位９年。『王代記』では、「耽酒色好殺戮驕傲」等の人物とさ ...

　沖縄戦で沖縄県立第二高等女学校の生徒らで編成された学徒隊の通称。従軍看護婦要員として山部隊第一野戦病院に配属された。６７人中３６人が犠牲となった。糸満市国吉に ...

　アゲハチョウ科。翅に黒地に白の紋様があるが、雌の紋様にはもう一つのタイプがある。主に海岸林や荒地でみられる。幼虫はサルカケミカンやミカンの葉を好む。雄が群れで ...

　生没年未詳　真言宗の僧侶。１７１３年に「波上山権現縁起序並真言宗由来事」を著わす。それによると、波上山護国寺の住持を隠居したあと、奥武山に龍洞寺を開く。これよ ...

　民謡とは本来、郷土の民衆集団の間に自然に発生し、その生活感情を反映した歌謡のこと。そのほとんどはだれがつくったか分からない自然発生的歌が多い。一方、新民謡はミ ...

　激しい生き残り競争が展開されている。リード役だったダイエーは２００２年、那覇店など残し、店舗閉鎖を決めた。地元スーパーではサンエー、かねひでは堅調だが、プリマ ...

　下地町来間に所在する長間家一族の墳墓。ミャーカは石造の墳墓で、宮古諸島に分布する。石室が３室あり、側辺が９メートル×６．５メートル、高さ２．５メートル、石棺を ...

　大典寺の住職、菅深明により、１９１８（大正７）年、沖縄家政実科女学校としてスタートした。３０年に私立沖縄家政高等女学校、４３年には積徳高等女学校と改称した。戦 ...

　方言名アカワラグチ。甲殻網ウチワエビ科の仲間で、体長２０センチくらい。からだは平たく、背中は一面赤褐色。ツブツブと短毛でおおわれる。目は黒く、左右がかなり離れ ...

　国の戦争責任を追及する戦後処理問題の一つ。沖縄戦で、陸上の戦闘参加者に援護措置がなされたのに対し、引揚船や本土航路での遭難船舶の犠牲者処遇が未整備だとして１９ ...

　マメ科の常緑高木。フィリピン原産とされる。１９０６年台湾より沖縄に導入され、用材、薪炭材として植林された。現在では野生化している。葉のように見えるのは葉柄が偏 ...

　首里城の守礼の門の後方左手にあり、石門とその後方の森からなる。石門以外に建造物はなく、石門が拝殿の役割をはたしている。国王がお出でましの際に参拝したといわれ、 ...

　１４～１６世紀、琉球が中国、東南アジア諸国、日本、朝鮮と公貿易活動を展開していた時期をいう。１３７２年、察度王が冊封貿易（進貢貿易）を開始して以来、王府は諸国 ...

　対日講和条約の第３条に基づいて１９５７年にアイゼンハワー米大統領が公布した。米国統治当時の最高法規で、沖縄返還の日まで効力を有した。現地最高責任者である高等弁 ...

　１９０７～１９９０（明治４０．１１．１２～平成２．３．１９）　那覇市長。那覇市古島出身。沖縄県立第一中学校卒。ペルーの日本人学校教師。戦後、政治家へ。１９６８ ...

　１８９８～１９６６（明治３１．８．２２～昭和４１．１１．８）　官吏。旧姓・楚南。那覇市久米生まれ。東京帝大卒後、商工省入り。軍需省総務局長など歴任。戦後、Ｂ級 ...

　南宗画を得意とする宮廷絵師・殷元良（１７１８～６７）の絵。縦１０１．７センチ、横４５．４センチ、紙本墨画。前景の岩や竹は濃墨に描き、背後の竹などを淡墨を生かし ...

　麻氏田名家の古文書。王府からの辞令書集で、嘉靖２（１５２３、尚真４７）年から道光３０（１８５０）年まで３２通。いずれも「首里之印」が押されていて、仮名書きから ...

　１８６８～１９４５（明治元・３．１～昭和２０）　舞踊家。那覇市首里生まれ。御冠船踊の正統な継承者と言われる。１７歳で芝居に入るが、その後舞踊の指導に専念。東京 ...

　多良間の８月踊り、８月ウガンとも。旧暦８月８日、９日、１０日の３日間行われる豊作感謝と予祝の祭り。初日は仲筋の、２日目は塩川の正日。３日目は別れといって、両字 ...

　鶏卵。王朝時代から伝えられる沖縄風蒸しカステラ。中国の鶏蛋が伝来したものといわれている。たっぷりの卵と小麦粉のたねに、刻んだ桔餅や赤く染めた生のピーナッツを入 ...

　沖縄市知花の窯で焼かれた、南方系陶器。水甕、味噌甕、鉢類が多い。喜名焼に似ているが、素地や焼締めは硬く、胎土の粒子が細かい。全体の形状も美しく、壺、甕の胴紐が ...

　１７２５年に刊行された琉球最初の漢詩文集。程順則編。編者の作品が大半を占め、その他、久米村出身の学者、詩人の文章と詩を収録。薩摩侵入（１６０９年）後、薩摩より ...