「書評」の記事一覧
ベストセラーランキング(2016/7/10)
2016/07/10
#書評
■宮脇書店名護店 (1)石原慎太郎著「天才」(幻冬舎・1512円) (2)小澤竹俊著「今日が人生最後の日だと思って生きなさい」(アスコム・1080円) (3)菅 ...
『戦跡が語る悲惨』 沖縄戦学ぶ手頃な指南書
2016/07/03
#書評
『戦跡が語る悲惨』 真鍋禎男著 沖縄文化社・2100円 初めに感じたのは、これは沖縄戦通史ともいうべき著作だ。まえがきでご本人が述べている通り「沖縄県史各巻6 ...
『一首の ものがたり 短歌が生まれるとき』 31文字に秘められたドラマ
2016/07/03
#書評
『一首の ものがたり 短歌(うた)が生まれるとき』 加古陽治著 東京新聞・1404円 たった三十一文字であっても、短歌には作者の真情が必ず現れる。そして短歌は ...
『イリオモテヤマネコ 狩りの行動学』 フィールドワークの神髄
2016/06/26
#イリオモテヤマネコ
『イリオモテヤマネコ 狩りの行動学』安間繁樹著 あっぷる出版社・2700円 終始、ワクワクが止まらないまま読み終えた。著者は今から約50年前にイリオモテヤマネ ...
『孤高のハンセン病医師』 隔離策 支持した社会とは
2016/06/26
#書評
『孤高のハンセン病医師』藤野豊著 六花出版・1944円 小笠原登は、ハンセン病患者をことごとく療養所に収容しようとした癩(らい)予防法の下で、自らの医学的知見 ...
ベストセラーランキング(2016/6/26)
2016/06/26
#書評
■リウボウブックセンターリブロ (1)古都首里探訪会編著「王都首里見て歩き」(新星出版・1620円) (2)齋藤孝著「語彙力こそが教養である」(KADOKAWA ...
『沖縄文学論』 若い人たちへのメッセ-ジ
2016/06/19
#書評
『沖縄文学論』 大野隆之著 編集工房・3780円 本書は、2015年3月30日に逝去した大野隆之氏(沖縄国際大学総合文化学部日本文化学科教授、享年54歳)の論 ...
『太陽帆走』 存在を巡る深い思索
2016/06/19
#書評
『太陽帆走』 八重洋一郎著 洪水企画・1728円 詩人は、あとがきで「死への恐怖、あるいは存在しないことへの恐怖。これは実に激しく、今でもその恐怖に脅迫されて ...
ベストセラーランキング(2016/6/19)
2016/06/19
#書評
■球陽堂書房那覇メインプレイス店 (1)又吉直樹著「夜を乗り越える」(小学館・886円) (2)小澤竹俊著「今日が人生最後の日だと思って生きなさい」(アスコム・ ...
『Q&A 辺野古から問う日本の地方自治』 基地問題の「今」解き明かす
2016/06/12
#書評
『Q&A 辺野古から問う日本の地方自治』本多滝夫編 自治体研究社・1200円 「辺野古」。この沖縄本島北部、太平洋に面した大浦湾岸の小さな地域が今、米軍基地問 ...
『平久保半島サガリバナの原風景』 森の鼓動聞こえる写真集
2016/06/12
#サガリバナ
『平久保半島サガリバナの原風景』大塚勝久著 南山舎・3240円 銀河や満月の光の下で清楚(せいそ)に咲く白やピンクのサガリバナ。可憐(かれん)なつぼみから妖艶 ...
『沖縄戦場の記憶と「慰安所」』 新鮮かつ示唆的な切り口
2016/06/12
#書評
『沖縄戦場の記憶と「慰安所」』洪〓伸著 インパクト出版会・3240円 著者は洪〓伸。韓国ソウル生まれの若い研究者だ。国際関係学を早稲田大学で学び、沖縄を初めて ...
ベストセラーランキング(2016/6/12)
2016/06/12
#書評
■くまざわ書店那覇店 (1)川村元気著「世界から猫が消えたなら」(小学館・670円) (2)佐伯泰英著「死の舞い 新・古着屋総兵衛12」(新潮社・724円) ( ...
『尖閣研究 尖閣諸島海域の漁業に関する調査報告』 海人の語りに浮かぶ実相
2016/06/05
#書評
『尖閣研究 尖閣諸島海域の漁業に関する調査報告』尖閣諸島文献資料編纂会編 尖閣諸島文献資料編纂会・6000円 尖閣諸島の周辺海域は水産資源が豊富で、かつては多 ...
『メディア―移民をつなぐ、移民がつなぐ』 日系人社会の歴史考察
2016/06/05
#書評
『メディア―移民をつなぐ、移民がつなぐ』河原典史、日比嘉高編 クロスカルチャー出版・3996円 立命館大学など関西の研究者が移民とメディアをテーマに、日本人移 ...
『英人バジル・ホールと大琉球』 欧文琉球学への誘い
2016/06/05
#書評
『英人バジル・ホールと大琉球』山口栄鉄著 不二出版・2052円 研究分野というものは、どれも目が眩(くら)むほど果てしないものであるが、それでも「鉱脈」は確か ...
ベストセラーランキング(2016/6/5)
2016/06/05
#書評
■Booksきょうはん安謝店 (1)アンドレス・ダンサ、エルネスト・トゥルボヴィッツ著、大橋美帆訳「ホセ・ムヒカ世界でいちばん貧しい大統領」(KADOKAWA・ ...
『大学的沖縄ガイド』 社会や文化 多面的に捉える
2016/05/29
#書評
『大学的沖縄ガイド』沖縄国際大学宜野湾の会編 昭和堂・2484円 今や書店、空港の売店などに入ると、沖縄を巡るためのガイドブックが所狭しと並べられ、どれにすれ ...
『全南島論』 壮大な論理のロマン
2016/05/29
#書評
『全南島論』吉本隆明著、安藤礼二解説 作品社・5832円 吉本隆明が生前、発刊を心待ちにしていた大著『全南島論』がいよいよ発刊された。発行にかなり時間を要した ...
ベストセラーランキング(2016/5/29)
2016/05/29
#書評
■リウボウブックセンターリブロ (1)ロバート・D・エルドリッヂ、釈量子著「一緒に考えよう!沖縄」(幸福の科学出版・1300円) (2)大川隆法著「正義の法」( ...
『ひめゆり学徒隊の引率教師たち』 往時の実相丁寧に
2016/05/22
#ひめゆり学徒隊
『ひめゆり学徒隊の引率教師たち』ひめゆり平和祈念資料館企画・執筆 沖縄県女師・一高女ひめゆり平和祈念財団・1000円 ひめゆり学徒隊を引率した教師を追憶する特 ...
ベストセラーランキング(2016/5/22)
2016/05/22
#書評
■球陽堂書房那覇メインプレイス店 (1)岸見一郎・古賀史健著「嫌われる勇気」(ダイヤモンド社・1620円) (2)佐藤美由紀著「世界でもっとも貧しい大統領ホセ・ ...
『沖縄県史 各論編8 女性史』 生活再構成し、歴史描く
2016/05/22
#書評
『沖縄県史 各論編8 女性史』県教育庁文化財課史料編集班編 沖縄県教育委員会・5000円 沖縄県史の女性史が刊行された。重厚な巻を手にして「もうすんだとすれば ...
『シークヮーサーの知恵』 奥集落に学ぶ多様性
2016/05/15
#シークヮーサー
『シークヮーサーの知恵』大西正幸・宮城邦昌編著 京都大学学術出版会・7128円 沖縄で暮らして16年になるが、シークヮーサーに出会った時の感激は今でも忘れられ ...
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