「連載:自衛隊 南西シフトを問う」の記事一覧
2010年の防衛大綱で方向性が示された自衛隊の「南西シフト(重視)」政策の下、防衛省は奄美、沖縄への部隊新編、移駐を加速度的に進めてきた。与那国、宮古島に続き、今年は石垣駐屯地が開設される。22年末には戦後日本の安全保障政策の大転換となる安保関連3文書が閣議決定され、南西諸島の一層の軍備強化が打ち出された。南西シフトの全容と狙い、住民生活への影響など防衛力強化の実像に迫る。
日米航空機の残骸や負傷者収容、仮設墓地も…机上演習で描かれた「甚大被害」 CSIS「台湾有事」の想定<自衛隊南西シフトを問う>8
嘉手納基地に(有事発生の)後から到着した部隊は、滑走路の脇に破壊された日米の航空機の残骸が並ぶ中、着陸する。基地内の病院には数百人もの負傷者が収容され、多数の ...
全容を語らない防衛局の「説明行脚」 困惑の市町村「『攻撃部隊』は来ないと思っていた」<自衛隊南西シフトを問う>7
沖縄防衛局による与那国町と町議会への説明会=10日、与那国町構造改善センター 昨年末の安保関連3文書の改定を受け、沖縄防衛局の小野功雄局長は年明けから、自衛隊施 ...
時間稼ぎ持久戦想定 「相互運用」米軍活動拡大も 海兵隊「沿岸連隊」に改編<自衛隊南西シフトを問う>6
海軍・海兵隊遠征対艦阻止システム(NMESIS)=2021年8月、米ハワイ州(米軍サイトより) 「海兵隊が将来の戦争で勝利する能力を維持するための継続的な取り組 ...
事前説明ほご オスプレイ着陸 防衛省の言行不一致 かすむ「丁寧な対応」<自衛隊南西シフトを問う>5
2022年11月の日米共同統合演習で、陸上自衛隊奄美駐屯地(鹿児島県奄美市)に、米海兵隊の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが回転翼を上に向けた「ヘリモード」で ...
有事利用へ日米一体 地ならし進む徳之島 施設ない島でも部隊展開へ<自衛隊南西シフトを問う>4
水しぶきを上げながら迷彩柄の水陸両用車が上陸する。2022年11月、日米共同統合演習「キーン・ソード23」で陸上自衛隊離島奪還部隊の水陸機動団が着上陸訓練を実施 ...
港周辺の軍事拠点化加速 奄美の危機感 「他国を刺激」住民葛藤<自衛隊 南西シフトを問う>3
日米共同統合演習「キーン・ソード」で12式地対艦誘導弾を展開する自衛官たち=2022年11月16日、鹿児島県奄美市の奄美駐屯地 陸上自衛隊奄美駐屯地のある鹿児島 ...
「これがリアル」台湾から響く演習音 募る不安、見えぬ安全策…与那国の苦悩㊦<自衛隊南西シフトを問う>2
地対空ミサイル設置などさらなる拡張・増強が計画される陸上自衛隊与那国駐屯地=2022年11月 2021年12月中旬の深夜のことだった。与那国町漁協の嵩西茂則組合 ...
「ミサイルが来るなら賛成しなかった」…拡大する部隊配備…賛成派にも戸惑い 与那国の苦悩㊤続き<自衛隊南西シフトを問う>1
>>経済発展のための自衛隊誘致…町民に実感なく 進む「島の要塞化」からの続き 政府は昨年末、安保関連3文書に基づく南西防衛強化に向けて、次年度予算で ...
経済発展のための自衛隊誘致…町民に実感なく 進む「島の要塞化」 与那国の苦悩㊤<自衛隊南西シフトを問う>1
住民らの抗議を横に、与那国空港から県道へ出る陸上自衛隊の16式機動戦闘車(MCV)=2022年11月17日、与那国町 2022年11月17日、与那国空港に着陸し ...
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