「金口木舌」の記事一覧

　韓国に「さじ階級」という俗語がある。生まれた時にくわえていたスプーンは金か銀か、それとも銅か。親の職業や経済力でスプーンの色は決まる。本人の努力だけではいかん ...

　南風原町の小高い丘に日本軍第32軍が使った沖縄陸軍病院南風原壕がある。２００７年６月18日、保存状態が良かった20号壕の公開が始まった ▼この日は豪雨だった。 ...

　本部町の行楽施設で県外から訪れた親子に出会った。医療的ケアが必要な息子と母親が看護師や作業療法士に支えられ、自然体験を楽しんでいた ▼県は2007年に「観光バ ...

　小さい頃は学校が終われば用水路で釣りやら、やぶに入って花や虫探し。そして暮れゆく日を惜しむように友と他愛のない話をしたのではなかったか ▼経済的困難や不登校、 ...

　2005年4月23日、動画投稿サイト「ユーチューブ」に最初の動画が投稿された。タイトルは「ミー・アット・ザ・ズー」。サイト設立者の一人が動物園で話す内容で、約 ...

　奮闘する新入社員を見ると、過去の自分を思い出す。取材で何度も的外れな質問をしたが、取材先の多くはきちんと答えてくれた。批判する記事を書いても。人々に伝える大切 ...

　きょうは大潮。一般的に満潮時に向かって魚が良く釣れるとされる。週末とあって、仕事が終われば海へ向かう「いゆくゎーさー」（釣り人）も多いのでは ▼最近愛用してい ...

　横浜港に“ドン”として君臨する藤木幸夫さんのカジノ阻止の闘いを描いた映画「ハマのドン」（松原文枝監督）を見た。横浜市が進める山下埠頭へのカジノ誘致に反対し、市 ...

　深夜はいかいを繰り返す少年を取材したことがある。友人と遊んだことを無邪気に話す半面、家族のことには口をつぐむ。母の再婚相手と不仲だと打ち明けてくれたのは、３度 ...

　東村の村歌から２番の歌詞を引く。「村の長さは６里半　潮の香　香おる里６ツ　農業いそしむ村人は総てで３３００余」。制定は１９７８年。村の隆盛が読み取れる ▼国勢 ...

　物の値上げが止まらない。店頭価格の変動が少なく「物価の優等生」と呼ばれた鶏卵も、３月末の県内卸売り相場でみると、Ｍサイズ１キロ当たり平均価格が前年比で１６５円 ...

　プロバスケットボール琉球ゴールデンキングスの９日の試合で、18歳の須藤春輝選手がコートに立った。若手の育成制度でチームに加入して技術を高めてきた。プロ入りとい ...

　「人事異動の季節が近づいたことを取り上げ、社内異動のメリットやデメリットについて論じています」。物好きな後輩記者が人工知能（AI）による対話型ソフト「チャット ...

　昨年の宜野湾市長選の最中、現職の松川正則さんが壇上で涙を浮かべ言葉に詰まる場面があった。米軍普天間飛行場のそばで生活する子どもたちについて訴えた時だ ▼市長選 ...

　本紙7日付の「うそっぱち」欄に載った「那覇・アカラサマヨ～」さんの作品に笑った。斎藤健法相の3月の発言「台湾有事は沖縄有事」にこう返した。「沖縄に『無事』はな ...

　かつて名護市勝山に、士族が移り住んだ「猫川（マヤーガー）」という屋取集落があった。山あいの耕作に向かない地域だが、1877年頃には那覇から指導者を招き、私塾を ...

　戦争を体験したことのない世代が、沖縄戦の記憶をいかに継承するか。この大きな課題に応えるモデルを示しているのがひめゆり平和祈念資料館である ▼資料館は２０２１年 ...

　この季節、近所の保育園から園児の泣き声が響く。親元を離れ、周囲は初めて出会う人ばかり。不安もあるだろう。５月ごろには泣き声が笑い声に変わり、元気な歌声が届く ...

　地球を飛び立った宇宙船が不時着したのはサルが支配する惑星だった―。ＳＦ映画の金字塔「猿の惑星」（１９６８年）。登場する人間は知能が低く、サルの奴隷として扱われ ...

　シャワーのヘッドとホースをつなげるアダプターが固着し、不具合が生じたので、なじみのホームセンターに行った。ホースごと換えるつもりだったが、まずはその道の達人で ...

　昨年4月に日本語訳された「飴売り具学永（クハギョン）」（展望社）という絵本がある。関東大震災の混乱の中、埼玉県寄居町で朝鮮人青年の具さんが虐殺された事件を描く ...

　北部支社に異動となり、家族と離れて単身生活となった。家財道具を一通りそろえたところで、早くも「壁」にぶち当たった。南部の自治体よりも細分化されたごみの分別だ ...

　世界的な音楽家の坂本龍一さんが制作した「energy flow」は優しい旋律のピアノ曲だ。発表当時、携帯電話の着メロに設定し、毎日聞いた ▼ニューヨークを活動 ...