「読谷バニラ」趣味から大きく飛躍 県外でスイーツに採用 沖縄


「読谷バニラ」趣味から大きく飛躍 県外でスイーツに採用 沖縄 国内でも珍しいバニラの栽培に挑んでいる読谷テロワールの當山明菜さん=14日、読谷村喜名の同社ビニールハウス
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 【読谷】読谷村で生まれ育った「読谷バニラ」が次々に県外のスイーツに採用され、その名を広めつつある。読谷村喜名にある「読谷テロワール」は村内でバニラを栽培して今年で9年目。今年、県外でのプリンやケーキに採用され、「読谷バニラ」の名が大きく飛躍した。

 読谷テロワール取締役の長浜真俊さん(58)が、趣味であるラン栽培の傍らで同じラン科のバニラ栽培を始めたのがきっかけ。読谷バニラの特徴は、外国産に比べ香りがシンプルなことだ。そのため他の素材を引き立てることができ、使用する料理やお菓子を選ばないという。

 代表取締役の當山明菜さん(30)は「国産バニラの国内シェアはまだ5%と少ないが、読谷村から国産バニラを広げていきたい」と夢を語った。

 (FMよみたん・根本麻依子通信員)