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沖縄の社長、平均年齢14歳「若返り」 東商リサーチ沖縄調べ 交代率が最も高い業界は?


沖縄の社長、平均年齢14歳「若返り」 東商リサーチ沖縄調べ 交代率が最も高い業界は? イメージ
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 東京商工リサーチ沖縄支店は2日、県内企業の「2024年代表者交代調査」を発表した。県内企業1万7492社中、全体の4・16%に当たる728社で社長が交代した。うち社長交代前後の年齢が判明した127社のうち、107社が若返った。平均年齢は68・65歳から54・58歳となり、14・07歳若返りが進んだ。

 産業別で最も社長の交代が多かったのはサービス業他で285社(構成比39・15%)。次いで建設業150社(同20・6%)、卸売業65社(8・93%)と続いた。

 代表者の交代率は金融・保険業が7・76%でトップ。運輸業が6・98%で2位だった。同支店によると、金融・保険業の交代率が高かったのは短期で代表者が交代するサラリーマン社長などの性質からと推測した。

 一方で、交代率が最も低かったのは建設業で3・0%だった。子息がいても仕事のきつさを敬遠したり、経営環境の厳しさから事業承継をためらったりするケースが考えられると分析した。

 調査は東商の企業データベースから業績が確認でき、23年8月から24年7月の期間に社長交代が判明した企業データを抽出し、分析した。 (当間詩朗)