新型コロナウイルス感染症の拡大によって外出や旅行の自粛傾向が長期化し、沖縄県内の多くの企業業績が落ち込んでいる。それでも、前向きな取り組みや新たな戦略によって逆境を乗り越えようとしている中小事業者もいる。
連載ではコロナ禍に成長の可能性を見いだす若手リーダー5人に、企業の立ち位置や将来戦略などを聞いた。
第1回は、島豆腐やゆし豆腐から総菜、スイーツまで50種類以上の大豆関連商品を移動販売車に載せて県内各地の客の元に売りに行く池田食品(西原町)、瑞慶覧宏至社長のインタビュー。
池田食品は2015年に量販店から撤退したが、今年4~7月の売り上げは、前年より15%も伸ばしている。「感染が怖いので非対面で購入したい」という声に応え、宅配業務にも手を広げるなど積極的な経営を続けている。
瑞慶覧社長のインタビューはこちら。
<1>「リピート率9割」の移動豆腐店 元美容師・3代目の再生術とは
<2>やっぱりステーキ代表「ライバルはラーメン。需要はある」
<3>脱観光業「宿泊客ゼロでいい」ヤンバルホステルは人生を提供する
<4>ターゲットは地元、世界を巻き込む 北谷のアパレル「Chocolate Jesus」