那覇市泉崎にある琉球新報社の本社 1 階の公開空地「あじま~る」に設置されている「 石敢當(いしがんとう) 」が若干、前傾姿勢になっていたことから、正面向きになるよう直すため「 石敢當大作戦」が7月5日、同社総務企画局の有志と国際ビル産業のスタッフらで展開された。
石敢當は、T字路の突き当たりや、三叉路などに立てる魔除け。
傾きは以前から外部の関係者から指摘されていた。琉球新報本社は、沖縄の人気観光地のひとつでもある「国際通り」の突き当たりに位置する場所にあり、マジムン(悪霊)を撃退するには正しい位置に戻す必要性に迫られていた。
梅雨明けで晴天となったこの日、 石敢當が割れないようにタオルや古布などで養 生し、ロープを結んで、 昔話「おおきなかぶ」さながら「せーの」の掛け声で引っ張った。
その結果、 石敢當は国際通り向けに胸を張るかのようにしっかりした立ち位置になった。
陣頭指揮を執った総務グループの社員は、 石敢當の下に砂利を詰め「ありがとうございます」とメンバーの協力に感謝した。 道 行く人たちが何事かと目を向ける中 、手伝った職員から作戦成功に拍手が湧き起こった。
【動画でみる↓↓】傾きが直り、きょうも国際通りを見つめている