米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設を進める防衛省が護岸工事の契約4件で約170億円増額する変更契約を結んだことについて、木原稔防衛相は27日の閣議後会見で「準備の過程で作業の追加が必要になった」と説明した。
一つの例として「台風対策の作業を前倒しするなど施工内容を追加している」と述べた。
防衛省が20日に着工した、埋め立て予定地北側の「A護岸」を含む大浦湾側護岸工事の契約4件を巡り、実際の着工を前に入札から約4カ月で個別に変更契約をして約170億円増額していたことが17日、琉球新報の報道で明らかになった。
最も増額幅が大きかった「C1護岸」の工事契約は、当初の261億4700万円から約1.5倍の378億7680万円に膨らんでいる。
(明真南斗)
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