「沖縄用語辞典」の記事一覧

　２インチ×４インチの建築用角材。戦争で家屋を含めすべてが灰じんに帰した沖縄で、米軍が住民の規格住宅建築のため払い下げた。のこぎりと釘を使っての組立住宅で熟練者 ...

　スナガニ科の大形カニ。つの状の長い目の先端にさらにヤリのような突起物があり、和名の由来に。夜間、色素が沈着して体色が白くなり、灯りの下、砂上を影だけが走るよう ...

　ツルムラサキ科のつる性草本。インド原産とされる。方言名はジービン。茎や葉が赤紫色のものと緑色のものがある。若い茎や葉は野菜として利用され、ビタミンを豊富に含む ...

　１７８９～１８５１（尚穆３８．１２．２１～尚泰４．５．９）　久米村出身。勤学人として渡唐し、魏学源とともに『大清律例』の学習に成功。１８３１年にはともに『新集 ...

　オトギリソウ科の常緑高木。海岸地帯に自生し、熱帯アジア、ポリネシア、マダガスカルに分布する。別名ヤラボ、方言名はヤラブ、ヤナブなど。葉の表面は滑らかで光沢があ ...

　フトモモ科の常緑低木。沖縄本島、慶良間、久米島などの非石灰岩地域の山野に自生し、熱帯アジアに分布する。方言名はウェンチュヌミミなど。花は径３センチの淡紅色で美 ...

　石垣市桃里集落の北北東、ペーフ山と呼ばれる古生期石灰岩の丘を中心に形成された１５～１６世紀の集落遺跡。丘の南側斜面から八重山式土器や貿易陶磁器が発見される。本 ...

　１８７６～１９２３（明治９．８．１１～大正１２．９．２２）　政治家、初代那覇市長。具志川間切生まれ。東京専門学校中退。『琉球新報』記者を経て『沖縄毎日新聞』を ...

　宮古の歌謡。一般にトーガニーといい、語義は不明。野崎トーガニーと伊良部トーガニーに大別され、祝賀、家庭繁栄、教訓、恋等をうたっている。本来、即興的にうたわれた ...

　トカラ列島の宝島に飼われている在来種のヤギ。かつては琉球列島全域で肉用として飼われていたらしい。小形で、雌の体高は５０センチ程度。毛色は雌が褐色か褐色斑、雄は ...

　１９５４年４月３０日に立法院が全会一致で決議した「軍用地処理に関する請願決議」の中で米政府に要請した四つの原則。（１）米軍用地地料一括支払い反対、（２）土地の ...

　１８９５～１９３８（明治２８．３．１９～昭和１３．１０．１）　沖縄剣道の先駆者。大日本武徳会武術専門学校剣道科卒業後、県立二中の剣道教師となり、剣道指導に情熱 ...

　サボテン科、サンカクサボテンの果実。総称ピタヤ、東南アジアではドラゴンフルーツと呼ばれている。花は夜開性で月下美人と似ている。果実は楕円形で直径１０～１５セン ...

　２００１年１月６日、中央省庁改革に伴う再編で、復帰後の沖縄振興行政を担った沖縄開発庁は内閣府に統合され、沖縄担当相を頂点とする内閣府沖縄担当部局が誕生した。初 ...

　１８４３～？（尚育９～？）　絵師。首里生まれ。「花鳥図」「首里旧城の図」（県立博物館所蔵）などの作品がある。大胆な構図で知られるほか、鳥瞰図式を取り入れ城壁や ...

　琉球古典音楽の楽曲の一つ。大昔節といわれ、最も演奏時間が長く難曲の一曲。『屋嘉比工工四』にも「仲節」とあり、歌詞は「けふのほこらしやや　なほにぎやなたてる　つ ...

　１６９６～１７５４（尚貞２８．８．１９～尚穆３．６．１８）　那覇泉崎生まれ。唐名用啓基。王府時代の陶工。代々陶業に従事した家系。王府の命により八重山で陶業を広 ...

　沖縄戦で沖縄県立第三高等女学校の生徒らで編成された学徒隊の通称。従軍看護婦要員として沖縄陸軍病院などに配属された。１０人中１人が犠牲となった。名護市の三中健児 ...

　那覇市内線を事業拠点とするバス会社で１９５１（昭和２６）年に設立された。白石グループに加盟。２００１年３月現在の資本金８０５５万円、従業員数６４０人、売上高４ ...

　琉球八社の一つ。熊野三所権現を祀り、護国寺の鎮守社。『琉球神道記』には「琉球第一ノ大霊現ナリ」とある。創建年代は不明。那覇市の波上断崖上にある。１８９０年、官 ...

　東恩納寛惇著。１９５０（昭和２５）年３月、沖縄財団（東京）と沖縄文化協会（沖縄）から刊行。０８（明治４１）年に刊行された『大日本地名辞書』の琉球篇を骨子に加筆 ...

　方言名コマグヮー。ニシキウズガイ科の巻貝。殻高５センチほど。うず巻きのあるコマを伏せた形をしている。沖縄に８０種余の分布をみる。潮間帯から１０メートルのサンゴ ...

　日本政府の対沖縄援助を協議するための現地レベル機関。１９６４年４月、外務大臣や在日米大使らで構成する日米協議委員会で設置が決定。同年７月、米民政府副長官、琉球 ...