「沖縄用語辞典」の記事一覧

　マキ科の常緑高木。関東以西から中国まで分布し、山地に自生する。方言名はチャーギ、キャンギ。材は木目が美しく、耐湿性があり、白蟻がつきにくいため、高級建築用材と ...

　方言名ソージムヤー【沖】、ソーディムリ【奄】。イモリ科。体長１５センチ、全身黒か黒褐色。背中中央に頭から尾までせきつい骨が隆起し、両側に肋骨が並ぶ。森林内や林 ...

　１９２４（大正１３）年、西表島北方で大量の白色軽石を噴出して存在が判明。軽石が日本列島を包むように漂流したことで日本周辺の海流の状況が明らかになった。漂着した ...

　太平洋戦争・沖縄戦の戦没者を祭る塔。戦後、県民は収容所から各居住地に戻り、散在した遺骨を収集、納骨塔や慰霊塔を建立した。１９７９年に糸満市摩文仁が丘に国立沖縄 ...

　サトウキビ（方言でウージ）の葉と穂を煮出して染めあげた染め織り物。１９９０（平成２）年に豊見城村商工会の「むらおこし事業」で開発された。黄金色や鶯色を主にバッ ...

　中国皇帝が派遣した冊封使の乗って来る封舟のこと。王冠や王服などの下賜品を乗せてくるところから〈御冠船〉といったが、転じて冊封そのものを意味した。御冠船は頭号船 ...

　沖縄風がんもどき。うずらの卵に似た形状から名づけられた。豆腐をすりつぶし、魚のすり身、卵、ピーナツバター、せん切りにして下煮したきくらげやにんじんなどを加え、 ...

→四つ竹（よつだけ） 『最新版 沖縄コンパクト事典』2003年3月・琉球新報社発行、2,415円(税込) ...

　尚清王が王子時代の別邸であったが、首里城御内原付属の別寮となり、冠婚葬祭やお産、城中の女性たちの休養のための施設となった。首里城が焼けたり、修築の際には王も居 ...

　沖縄に伝わった『伊勢物語』の写本（注釈書）。浦添御殿に保管されていたことからその名があるが、いつ、どのような経路でもたらされたかはっきりしていない。沖縄の和文 ...

　琉球古典音楽の楽曲の一つ。『屋嘉比工工四』や『琉歌百控』にも恩納節とある。祝儀性の強い曲。歌詞は恩納ナベ作とされるものがほとんどで、恋歌、街道の松をうたった歌 ...

　与那城型の三線。１８５５（安政２）年に浦崎親方政種が年頭使者として薩摩へ上り、帰国の際に島津家に献上。江戸上りの路次楽に用いられたので〈江戸与那〉と呼ばれた。 ...

　キビ刈り期の人出不足が１９７６（昭和５１）年に深刻化したことをきっかけに始まった、本土の青年らによる奉仕作業。サトウキビのほか、パインやジャガイモの収穫期に、 ...

　１９３１年、大宜味村喜如嘉で青年グループを中心に起こり、全村に広がった運動。同年８月に〈大宜味村政革新同盟〉が結成されたが、翌年５月の無届けデモを契機に弾圧さ ...

　１８８１～１９３５（明治１４．２．１０～昭和１０．１０．３０）　金武町生まれでフィリピン移民の功労者。当山久三の勧めで、沖縄からの初回フィリピン移民監督。ミン ...

　１９０１～１９９９（明治３４．１２．２５～平成１１．１１．２４）　元コザ市長。沖縄県立農林学校、県師範学校卒。小学校校長を経て沖縄社会大衆党の結成に参画。立法 ...

　北中城村字荻道後原にある貝塚。１８４０年に鳥居龍蔵によって発見された。土器、石器、骨・貝製品などが出土している。出土した土器は荻堂式土器として型式設定され、沖 ...

　屋敷林や雨端（アマハジ）、南に開いた間取り―と亜熱帯の気候、風土が生んだ伝統的な住まいの機能を現代の住宅に反映させよう、とする住宅建築のキーワード。〈光〉〈風 ...

　１８７９年、琉球藩が沖縄県となる。明治末まで旧慣温存政策により、各制度の整備は他府県に遅れた。９６年、那覇・首里に区制施行、国頭・中頭・島尻・宮古・八重山が郡 ...

　１９９５年８月、全国の都道府県では２６番目に設置。「琉政文書」「米国民政府文書」など沖縄が歩んできた特異な歴史を反映する公文書を数多く収蔵。寄贈の岸秋正コレク ...

　沖縄市と北中城村にまたがる運動公園。１９８７年５月開園。海邦国体のメーン会場ともなった。スポーツ、海浜、森と水の３ゾーンに分かれ、施設は陸上競技場、体育館、多 ...

　県のマルチメディアアイランド構想の一環として、１９９９年５月、那覇市壺川に開設。次世代を担う子供たちの情報リテラシー向上と情報通信産業を担う技術者、コンテンツ ...

　戦前の実業学校の一つ。前身は、１９０２年に設立された国頭郡各間切組合立国頭農学校。１１年に沖縄県立農学校と改称。その後、農業単独校として整備され、２３年林科を ...