「沖縄用語辞典」の記事一覧

　１７９２～？（尚穆４１～？）　当時の沖縄を代表する書家のひとり。著名な書家・鄭嘉訓の二男。本家大嶺家の養子となり、小禄間切湖城村の地頭を務めたことから湖城親方 ...

　首里の織物の柄名。白と赤、青の色糸を格子に織り、その中に多数の絣柄をとり入れ、調和させた美しい色柄の絹織物。王府時代には、大柄の手縞が王族の日常着や、士族以上 ...

　八重山の節歌で、道徳的規範を内容とする歌。でんさとは、「伝えられた教えの旨」の意の伝旨説や「…である」との説がある。儒教的倫理観の内容のため批判もあるが、教訓 ...

　１８７３年ドイツ船ロベルトソン号が、宮国沖で遭難したとき、島民に乗組員が救助されたことに感謝するドイツ皇帝の感謝碑。７６年建立。平良港から市街へ上る途中右手に ...

　生没年未詳　察度王代の久米島の人物。本部間切の健堅之大比屋と親交があり、ともに中国へ馬を献上したり、中国より養蚕の技術を導入したとされる。また宇江城城主の世子 ...

　１５世紀から１６世紀初頭にかけて宮古各地に存在した小共同体の支配者の称号。今日でも、偉人をさす場合に使うことがある。歴史上の人物に、仲宗根豊見親、金志川豊見親 ...

　烽火の制度（遠見番）は、江戸幕府の鎖国・海防体制を受けて１６４４年に始まったといわれる。しかし、後には冊封船・琉球国内船の運行管理に主に使用され、村人が遠見番 ...

　１８８１～１９５９（明治１４．１．２０～昭和３４．１２．１１）　医師。那覇生まれ。医生教習所卒。１９０９年上京、伝染病研究所で１００日咳等の研究に従事。沖縄初 ...

　渡名喜島と無人の入砂島（出砂島とも）からなる。人口５１６人。一つだけの集落は整然と区画され、フクギの屋敷林に包まれている。民家の敷地が路地より低いのが特徴。短 ...

　１６７７～１７３４（康煕１６．２．４～雍正１２．６．２６）　嵩原親方安依の三子。毛姓美里家の７世。父・兄（嵩原親方安満）ともに三司官の家柄。紫冠にまでのぼるが ...

　戦後、米国統治下の沖縄で、米国ドルが唯一の法定通貨として流通した時代。１９５８年９月、これまでのＢ円から米国ドルに替わり、７２年５月１５日の本土復帰の日までド ...

　中城村と北中城村にまたがる琉球石灰岩の丘陵を利用して築かれた連郭式のグスク。中城湾に面し、海岸線が当時の貿易港として利用された。１５世紀の前半、阿麻和利に対す ...

　１７８９～１８５９（尚穆３８．１．９～尚泰１２．３．１５）　医師。那覇泊村生まれ。英国人宣教師ベッテルハイムからひそかに学んだ牛痘接種法を、沖縄で初めて行った ...

　１８５２～１９３２（尚泰５．１．１９～昭和７．１２．１８）　画家。首里生まれ。雅号華国。琉球藩の絵師の登用試験に合格した最後の一人。王府時代末期の風俗を描いた ...

　１７０２～１７８７（康煕４１．１１．２～乾隆５２．８．１７）　摂政。今帰仁按司朝季の長子。向姓（具志川家）の１０世。１７２４年家督を継ぎ今帰仁間切総地頭職。１ ...

　ナナフシ目昆虫の総称。沖縄には八種が分布するが、一番ふつうにみられるのはオキナワナナフシ。からだは細長い円筒形で体長１５センチに達する。昆虫の中でも擬態の名人 ...

　１９７０年に開館した２ホールと会議室、付帯施設からなる文化施設。音楽、舞踊、集会などに利用されている。建築面積３６００．５９平方メートル。大ホールの収容人員は ...

　名護間切の統治者になった今帰仁城主の弟、初代名護按司の居城。石垣を巡らした防御の形跡はない。城内にはノロ殿内、根神屋、神アサギなどがあり、大切な信仰の場所。名 ...

　沖縄戦に徴集された元アイヌ兵士の弟子豊治らと真栄平（糸満市）の住民が合同で１９６６（昭和４１）年に建立。皇軍兵士として沖縄で戦死したアイヌと沖縄住民の連帯をあ ...

　１９２１～２００１（大正１０．１１．５～平成１３．１１．１０）　政治家。沖縄県立第二中学校、水戸高校、東京大学法学部卒。沖縄ヘラルド社を創立。那覇市長、沖縄自 ...

　１５０３～１５７７（文亀３～天正５．９．２４〔『三国名勝図絵』〕）　真言宗の日本人僧。金武の富花津に金峰山観音寺を建てたという（『琉球国由来記』）。『球陽』で ...

　復帰当時の４５万人弱から２０年目の１９９２年には３００万人の大台を突破、２００２年過去最高の４８３万人に達した。航空路線の増・開設、航空運賃低減、大型イベント ...

　沖縄戦終結直後の米海軍軍政府時代、政治部長Ｊ・Ｔ・ワトキンズ少佐が、「米軍政府は猫で、沖縄はネズミである。ネズミは猫の許す範囲でしか遊べない」と語ったたとえ話 ...