「金口木舌」の記事一覧

　県高校春季野球とセンバツが始まり、毎日が熱戦だ。県勢不在の甲子園中継に手持ち無沙汰の野球ファンもそうでない人も、県大会に足を運んではどうだろう ▼頂上決戦に向 ...

　北海道新幹線があす開業する。北海道から鹿児島までつながることになる。戦前戦後を通して国鉄やＪＲの恩恵を受けていない沖縄からすると、うらやましい限りだ ▼沖縄で ...

　両親の暴力から逃れ、コンビニに駆け込んだこともあったという。助けて、という叫び声を多くの人が聞いたはずなのに、救えなかったことが悲しく悔しい ▼親から虐待を受 ...

　１９５４年３月の水爆実験で被ばくした第五福竜丸の漁労長、見崎吉男さんが１７日、９０歳で亡くなった。ビキニ環礁で起きた事件から６２年。核の恐怖を見詰め、平和を説 ...

　名護市勝山の山々でシークヮーサーの白い花が見頃を迎えた。１２、１３の両日あった恒例の花香り祭。甘酸っぱい香りに誘われたミツバチが木々の間を勢いよく飛び回ってい ...

　東京勤務の時、売られているペットボトルを見て驚いた。ラベルには「東京水」。採水地の欄には、浄水場の名前が記してある ▼販売されていたのは水道の水だ。水道水はお ...

　卒業の季節だ。幼稚園・保育園から小中高校、大学で多くの涙と笑顔が見られた。進学に就職、それぞれの道に向けて期待に胸膨らませている人も多いだろう ▼本紙でも４月 ...

　あす２０日で地下鉄サリン事件から２１年。随筆家でイタリア文学者の須賀敦子の１８回忌でもある ▼昭和４年に兵庫で生まれた須賀は聖心女子大卒業後、モラトリアムを経 ...

　冷戦さなかの１９６２年１０月、米軍がカリブ海で大規模な軍事演習を行った。ある島国に上陸し、政府を転覆させるという設定で、暗号名は「オートサック作戦」。アルファ ...

　幼いころ、祖父の脅し文句で一番怖かったのが「やーちゅー（おきゅう）」。一度もされたことはないが、何か恐ろしい刑罰のようで震え上がった。肩凝りを愚痴る年になり、 ...

　１２日付の全国紙に「あなたが思う福島はどんな福島ですか？」と題した全面広告が載った。避難生活、除染作業、健康不安。原発事故に絡む言葉が浮かぶ。広告主は福島県 ...

　「情けは人の為ならず」とは、人に情けをかければ、いずれ巡って自分に返ってくることを指す。沖縄市社会福祉協議会事務局長の金城和彦さんに聞くと、大抵の人は情けをか ...

　サルのしっぽ、小さなアヒル、耳、カタツムリ。ある記号を見た目で表した各国の呼称だが、何を指しているかお分かりになるだろうか ▼実はこれ、電子メールでユーザー名 ...

　きょうで５年と１日。連日の東日本大震災報道にあらためて関心を寄せる人も多い時期だろう。やはり会話に上る機会も増える ▼大震災５年前夜の１０日、大津地裁の運転差 ...

　美しい星空だった。悲しい星空でもあった。東日本大震災の２年後、宮城県気仙沼市でのこと。駅前の宿から港近くの復興屋台村へ向かった。市役所の角を曲がると、街灯が途 ...

　子どもの教育を考え三度住まいを替えた母をいにしえの人は賢母とたたえ故事とした。いま、この国には子どもの健康を考え住み慣れた土地を離れる“孟母たち”がたくさん生 ...

　米大統領選を報じるテレビ番組は劇場中継のような趣がある。辛辣（しんらつ）な言葉で批判し合う演説会は喜劇じみているし、プラカードが揺れる政治集会も芝居がかった演 ...

　身内を失い、避難生活を強いられるなどし、心的外傷後ストレス障害（ＰＴＳＤ）になった人、風評被害で再建がままならない農家や観光業者、そして孤独死する高齢者…。東 ...

　人に迷惑を掛けてはいけない。ことさら親に強く言われた覚えはない。だが、何か行動しようとする際、真っ先に思い浮かぶ ▼日本では基本的なルールとして浸透している。 ...

　ドレミファソラシド。それぞれはただの音にすぎないが、重ねると心地よい和音が生まれる。長い音と短い音を組み合わせ、さまざまなリズムを絡めると心に響く曲に変わる。 ...

　きょうは啓蟄（けいちつ）。虫が冬ごもりの地面からはい出す日だが、沖縄はここ数日初夏のごとく蒸し暑い。湿った南風の中、女子ゴルフのダイキンオーキッドが開幕した ...

　いつからか、電話番号を覚えなくなってしまった。以前は友人や職場など、よくかける番号はそらで言えた。短縮ダイヤルや携帯電話が普及してからは必要性がなくなり、今は ...

　米大統領選の民主党候補者指名争いでヒラリー・クリントン氏が抜け出てきた。長い選挙戦を勝ち抜き、女性の社会進出を阻む「ガラスの天井」を打ち破れるだろうか ▼世界 ...