「琉球の文化もっと知りたい」黒島結菜さん 朝ドラ「ちむどんどん」ヒロイン


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 NHKの連続テレビ小説「ちむどんどん」の放送が11日から始まる。沖縄の本土復帰50年に合わせた同作は、「ちゅらさん」(2001年)以来、21年ぶりに沖縄がメインの舞台となる。ヒロイン比嘉暢子(のぶこ)役を黒島結菜、暢子の母・優子役を仲間由紀恵が務める。脚本はNHK連続テレビ小説「マッサン」を手掛けた羽原大介氏。同作に込めた思いを聞いた。

(聞き手・藤村謙吾)

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撮影・ジャン松元

 ヒロイン比嘉暢子を演じる黒島結菜は、「ちむどんどん」の撮影を通じ、「もともとあった琉球の文化を、もっと知りたいと思うようになった」という。沖縄は琉球王国時代を経て、大和ぬ世、アメリカ世、そして再び大和ぬ世になった。「沖縄の人たちは、それ(時代の変化)を受け入れ、たくましく生きてきたと思う。だから、沖縄には多様性があり、包容力みたいなものがある気がする」
 

撮影・ジャン松元

 同作では同じ沖縄出身の女優、仲間由紀恵と共演する。「(仲間さんは)ずっと活躍しているテレビの人。初めて会ったとき“本当にいるんだ”と思った」と振り返る。大先輩を前に緊張する黒島に、仲間は優しく声を掛け、撮影で会えない日が続けば手紙を送るなど、気に掛けてくれたという。「みんなをまとめる強さがあり、すごく魅力的な方。今は“お母ちゃん”って感じで、ここまで仲良くなれると思っていなかった」と声を弾ませる。

 11日の初回放送は、偶然リアルタイムで見ることができるという。「(放送を)テレビの前で正座して見ます」とはにかんだ。
 



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