「社説」の記事一覧

　今回も政治的なさじ加減が垣間見える予算となった。 　２０１９年度の沖縄関係予算案が３０１０億円に決まった。18年度当初予算と同額だ。沖縄振興一括交付金は95億 ...

　「専守防衛」を逸脱しているとしか思えない。 　新たな防衛力整備の指針「防衛計画の大綱」と、大綱内容に沿って具体的な装備調達を進める次期中期防衛力整備計画（中期 ...

　観光客１２００万人超を目指す沖縄県にとって明るい材料である。２０１９年の沖縄へのクルーズ船の寄港が過去最多を更新する７１９回に達する見込みであることが分かった ...

　宮古島市の下地敏彦市長が、辺野古基地建設のための埋め立ての賛否を問う県民投票を同市では実施しないと表明した。宮古島市民は、地方自治法に基づく直接請求署名と県議 ...

　常軌を逸した危険運転に裁きが下った。 　東名高速道路で昨年６月、あおり運転を受け無理やり停車させられた夫婦が後続の大型トラックに追突され死亡した事故の裁判員裁 ...

　政府が何度も約束を破るわけを見定める時だ。 　岩屋毅防衛相は２０２２年度とされる米軍普天間飛行場の返還は「困難」と述べた。名護市辺野古への移設に伴う埋め立ての ...

　名護市数久田の農園の作業小屋で今年６月に発見された実弾について、米軍がキャンプ・シュワブ内の演習場レンジ10から演習中に発射された流弾だったことを認めた。発生 ...

　この光景は歴史に既視感を覚える。沖縄が経験してきた苦境である。 　政府は、名護市辺野古沿岸に米海兵隊の新基地を造るため埋め立て土砂を投入した。昨年４月の護岸着 ...

　「丁寧な説明」も、「県民に寄り添う」こともなく、法や規則の解釈をねじ曲げて今日まできた。政府は、米軍普天間飛行場の移設先とする名護市辺野古の新基地建設に向け、 ...

　厳正公平でなければならない教員採用試験で、県政で知事に次ぐ地位にある副知事が特定の受験者を合格させるよう働き掛けていたことを裁判所が認めた。言語道断だ。県は改 ...

　朝令暮改とも言える政府の対応が大きな混乱を引き起こした。官民ファンド、産業革新投資機構の取締役11人のうち田中正明社長ら民間出身の９人が辞任することになったの ...

　米空軍嘉手納基地所属の空軍兵が拳銃を所持して基地外に脱走し、逮捕される事件が起きた。幸いにも被害はなかったが、兵士が脱走して逮捕されるまでの一時期、民間人の生 ...

　危機感を抱かせる前代未聞の出来事だ。 　渡嘉敷村の前島で、航空自衛隊那覇基地が、村と「永久承諾」という取り決めがあるとして、２０００年以降、捜索救出などの訓練 ...

　住民が投票する権利を市町村議会が奪っていいのだろうか。自己決定権の行使を認めない判断は甚だ疑問だ。 　名護市辺野古の新基地建設の是非を問う県民投票について、う ...

　外国人労働者の受け入れを拡大する入管難民法などの改正案が参院本会議で可決、成立する。衆参両院の議論の過程で、日本で働く外国人技能実習生に関する悲惨な実態が次々 ...

　大局的な視座で捉えた本質的な要求だ。米国の識者や元高官らでつくる海外基地閉鎖・再編連合は、沖縄をはじめ欧州、中東など米国外にある米軍基地の閉鎖を求める文書をこ ...

　第４回を数える琉球新報教育賞がきょう６氏と１グループに贈られる。今回は、教員との関わりによって子どもたちがどう変容したのかにも注目して選考が行われた。模範とな ...

　法を守るべき国が、届け出の不備で使用できないはずの民間桟橋から土砂を搬出していた。ずさん極まりない。 　米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に伴う新基地建設に向 ...

　沖縄の民意を顧みない安倍政権の強硬な姿勢はとどまるところを知らない。米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設を巡り、岩屋毅防衛相が沿岸部への土砂 ...

　いざというときに子どもたちの命を守れるのか。支援すべき行政の責任は重い。 　県内の学童保育（放課後児童クラブ）の防災対策を巡り、琉球新報と県学童保育連絡協議会 ...

　飲酒によるアルコール検出で日本の操縦士が航空機を乗務できない事態が相次いでいる。日本航空の副操縦士は10月、ロンドン発羽田行きに乗務予定だったが、大量飲酒で逮 ...

　玉城デニー知事は、辺野古新基地建設で埋め立て承認撤回の効力を一時停止させた国土交通相の決定を不服として、総務省の第三者機関「国地方係争処理委員会（係争委）」へ ...

　太平洋戦争中に三菱重工業に動員された韓国人元徴用工５人の遺族と元朝鮮女子勤労挺身（ていしん）隊員５人が損害賠償を求めた２件の裁判で、韓国最高裁は同社の上告を棄 ...