「連載:不条理に抗う」の記事一覧
うるま陸自訓練場計画 住民の抵抗 国を変えた 「暮らし守るため」つながる <不条理に抗う>9
4月11日、うるま市石川東山に住む伊波由紀子さん(70)は約4カ月に及ぶ反対運動の日々が報われたと思った。この日、県立石川青少年の家に隣接するゴルフ場跡地に持 ...
住民投票訴え、悔しさ力に 島の未来、考える機会を 石垣陸自配備<不条理に抗う>8
2018年7月18日、石垣市役所。この日の定例記者懇談会を終えた後、中山義隆市長が急きょ会見を設定した。「国の専権事項なので受け入れないという判断はない」。市 ...
「美しかった物が泥だらけ」基地問題や差別を歌に ブルースシンガー知念良吉さん<不条理に抗う>7
2023年11月に那覇市の奥武山公園で開かれた県民平和大集会で、ブルースシンガーの知念良吉さん(71)の歌が響いた。「おお何処(どこ)へ行(ゆ)くオキナワンボ ...
米軍の「殺人演習」体を張って阻止 「原告」の気持ちで立った法廷 <不条理に抗う>6 喜瀬武原闘争
1976年9月17日は月明かりの夜だった。3歳になる娘が急に歯が痛いと起き出した。同じ頃、父親の糸数隆さん(75)=当時27歳=は那覇市の自宅から離れた恩納村 ...
公判で問いかけた「うちなーや 日本やがやー(沖縄は日本なのか)」3人の若者の言葉<不条理に抗う>5 国会爆竹事件
1971年10月、東京大学に在籍していた長嶺弘善さん(72)はテレビで伝えられた事件にくぎ付けになった。小禄高校を卒業し1年の浪人を経て、この年に上京していた ...
幼子抱え「愛ゆえ勇敢に」、米軍に立ち向かった女性たち リーダー・田里ナヘさんの覚悟<不条理に抗う>4 伊佐浜(下)
1957年9月、シンガポールの船上。宜野湾村伊佐浜(当時)の土地を米軍に奪われた、故・田里ナヘさん=当時43歳=は移民先のブラジルへ向かう途中、手紙を書いた。 ...
沖縄一の美田「殺された」 米軍が土砂で埋め「キャンプ瑞慶覧」に<不条理に抗う>3 伊佐浜(上)
青々とした水田に黄金の稲穂―。宜野湾市伊佐浜は県内有数の米どころとして栄えた。「今も美しかった田んぼが浮かびます」。伊佐浜出身の澤岻安一さん(101)は沖縄一 ...
LCT爆発事件、爆弾の傷と記憶いまも 戦中戦後の感情、新聞投稿につづり <不条理に抗う>2 伊江島(下)
爆風で息が止まりそうになった。1948年8月6日、現在の伊江港にとまっていた米軍の輸送船(LCT)に積まれていた、大量の未使用弾が爆発した。伊江村西江上出身の ...
家焼かれ「あんた方は三等国民、発言権はない」 生きるため声上げた、伊江島の瞳<不条理に抗う>1
2024/04/28
#サンフランシスコ講和条約
1955年6月、那覇市にあった琉球政府立法院前で幼い子どもを抱き、険しい表情の女性たちの写真。女性たちは土地を奪われ、生活を守るためにあらがった家族を支えるた ...
軍用地料で住民分断 写真通し「島の心、再び一つに」<不条理に抗う>1 伊江島(上)
1955年、米軍は「銃剣とブルドーザー」で伊江島真謝の人々を追い出し、家屋や畑をつぶした。住民らは生活を守ろうと、非暴力を掲げて抵抗を続けた。 「土地を取られ ...
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