「金口木舌」の記事一覧

　２００３年にアメリカが始めたイラク戦争。開戦理由の大量破壊兵器も見つからず、住民１１万人以上の命を奪う無謀な戦争だった。開戦１カ月後、こんなことがあった ▼武 ...

　最近の若者を「さとり世代」と称する。堅実で高望みせず、将来を見越して「悟った」ような考えをするからだという。欲がなく車やブランド品に興味が薄いのだとか ▼当の ...

　「風が吹けば桶屋（おけや）が儲（もう）かる」のことわざが頭に浮かぶ。南西石油のガソリン値上げのことだ。日常生活に直結するだけに事態は深刻である ▼風はブラジル ...

　東京都町田市の元市長、大下勝正さんから贈られた言葉という。「一人ひとりの人権をまもらないで／万人の人権はまもれない」。沖縄市美里の福祉作業所「ありのまま」の玄 ...

　最近の暑さからすると、１週間前がうそのよう。沖縄で３９年ぶりに「みぞれ」が降った。読者や記者から情報が多く寄せられたが、整理に追われた ▼「雪」「みぞれ」「あ ...

　「デロリアン」の限定生産と聞いて胸躍らせた人も多いはず。ＳＦ映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の車型タイムマシン。わくわくして見たのを思い出す ▼「バック ...

　親知らずを抜いた。“ペンチで引っこ抜かれる”という子どもじみた恐怖にとらわれ、ちくちく感じる間にさっさと抜き終わった ▼周囲の歯の治療や健康の妨げになるからと ...

　史上最年少の１７歳でノーベル平和賞を受賞したマララ・ユスフザイさん。イスラム過激派に頭部を銃撃され、今も脅迫を受けながら、子どもや女性が教育を受ける権利を訴え ...

　潮の香りを感じる湘南に８２歳の女性をかつて訪ねた。古謝トヨ子さん。神奈川県内の病院で看護婦長を務めた後、老健施設に勤務する。柔らかな笑顔ときびきびした動作は年 ...

　小学１年生の娘が窓際に立って外を眺めていた。空から降ってくる雪をかき集め、牛乳パックに詰めて冷蔵庫で冷やすのだという。雪だるまを作るつもりらしい ▼わが幼少時 ...

　十数年前だが、思い出深い取材がある。宮古島のそばに浮かぶ大神島にある平良市立大神小中学校（当時）の運動会だ。在校生は４人だったが、年１度の最大行事に島民の数倍 ...

　全国の映画館で「４Ｄ」という上映形態が流行している。「体感型」で座席が映画の内容と連動して動いたり、風や水、香りが出たりする ▼４Ｄの映画が見られる映画館は四 ...

　何だか見ているこちらの方が恥ずかしくなってきた。カップルがキスする動画をネット上に公開している。１０代の男女を中心にはやっているそうだ。当方の時代感覚が古いの ...

　過激派組織「イスラム国」（ＩＳ）による湯川遥菜さんとジャーナリスト後藤健二さん殺害、フランスの風刺週刊紙シャルリエブド襲撃から１年 ▼後藤さんとシャルリの故人 ...

　姉は１５歳、弟は８歳だった。両親を亡くしていた。ごった返す列車の中で弟は履いていた靴をなくしてしまった。姉は弟を叱責（しっせき）する。「靴をなくすなんて、何て ...

　若い者が集まって一杯飲もうということになったが、肴がない。豆腐があったと出してきたら黄色くなって酸っぱい臭いもする。そこに通り掛かったのはいつも通人ぶる若旦那 ...

　「いいね！」だけでは物足りないと思っていた人には朗報だろう。インターネットの交流サイト「フェイスブック」で、投稿された文章や写真に対し、賛同以外の感情表現がで ...

　詩人吉野弘さんの詩「生命は」の中に、こんな一節がある。「生命はすべて／その中に欠如を抱（いだ）き／それを他者から満たしてもらうのだ」。人生は一人では完結できな ...

　「睡眠は時間の浪費だ」との言葉を残した発明王エジソン。眠る姿を見たことがないという逸話が残る人らしい。だが、睡眠は人間に必要不可欠で安眠は多くの人が望む ▼実 ...

　どうも尖閣諸島周辺が騒がしい。尖閣周辺に現れる中国公船のことではない。それに呼応する形で「尖閣に自衛隊出動」と伝える県外紙の過熱ぶりのことだ ▼ある全国紙が、 ...

　初めて彼らの存在を知ったのは、アイドル雑誌を読んだ中学生のころだったか。解散危機というよりむしろ、約３０年に及ぶ時間の長さに驚く ▼ＳＭＡＰの４人がジャニーズ ...

　スーパー店頭にサンニン（月桃）の葉が並び始めた。子どもたちの健康を願う行事、ムーチーの季節だ。一般的に旧暦１２月８日（ことしは１７日）とされ、琉球の史書「球陽 ...

　優秀賞の１作は高知市の女子高校生。学校へ送ってくれる父親の軽トラックを「恥ずかしいと思っていてごめんね」と謝り、「三年間ありがとう。卒業式もよろしくね」と書い ...