「金口木舌」の記事一覧

　中高校生の頃、日本史が好きだった。戦国時代の群雄割拠や明治維新へ向かう激動の時代など、教科書や歴史を描いた漫画などを読み、当時の様子を空想した ▼ただ、大学生 ...

　一見、蛇のようだが、頭から伸びる赤いひれが神秘的だ。人前に姿を現すことはほとんどない深海魚「リュウグウノツカイ（竜宮の使い）」が、今年３月、国頭村鏡地の海岸に ...

　短歌ブームだという。ホストやアイドルの歌集が出版され、若者はスマホアプリで歌を投稿する。57577の31音の表現がSNSと親和性が高いと言われている ▼現代短 ...

　NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」の作中でも歌われた「椰子の実」は島崎藤村が作詞した。岬に流れ着いたヤシの実がモチーフで、藤村は故郷を離れた自らの人生を重ね ...

　薄明かりに照らされ、険しい表情でこちらを見下ろす高さ3メートル近い2体の像。県立博物館・美術館で開かれている復帰50年展「琉球―美とその背景」で展示された円覚 ...

　帰宅した女性が空き巣に遭遇。問い詰められた空き巣が、女性の夫を引き合いに「この家には人がたくさんいますよ」と開き直って存在を正当化する。そんな寸劇を米ニュース ...

　津波の常襲海岸といわれる三陸沿岸部に伝わる言葉がある。「津波てんでんこ」という。てんでんは「銘々に」。それに三陸地方語特有の「こ」がついた。津波が来たらまずは ...

　当たり前の美しい自然が当たり前でなくなるかもしれない。米国元副大統領のアル・ゴア氏が地球温暖化問題を訴えた「不都合な真実」の公開は２００６年 ▼この10年あま ...

　数年前、娘が豊見城市青少年国際交流事業に参加し、ハワイで豊見城村人会の歓待を受けた。県系人家庭でのホームステイも体験した ▼滞在先の「Ｇｕｓｈｉ」という姓が気 ...

　欲しいものはショッピングサイトで購入。リモート取材にオンライン会議。最近はリアルで顔を合わせなくてもできることが増えた。時間は短縮できるし距離も超えられる。便 ...

　サッカー日本一を決める天皇杯全日本選手権でＪ２の甲府が頂点に立った。対戦したのはＪ１の強豪チーム。格上の相手を次々と破って栄冠をつかみ取った ▼甲府の選手たち ...

「普天間基地は田んぼの中にあり、周りには何もなかった」。２０１５年６月、自民党若手議員の勉強会で作家の百田尚樹氏が言い放った。全くのデマだ ▼あれから７年。また ...

　玉城デニー知事と林芳正外相が先日会談した際の会見メモを読んで「おや」と思った。米軍が計画する嘉手納基地の防（ぼう）錆（せい）整備格納庫の見直しを知事が求めたの ...

　トカゲは敵に襲われた時に自分の尾を切り捨て逃走を図る。転じて、不祥事が明らかになった時に下の者に責任を押し付けて追及から逃れることを「トカゲのしっぽ切り」と表 ...

　目を凝らして空を見上げ、カメラを構えた。宮古支局で勤務した頃に毎年取材した秋の風物詩サシバの渡り。上空に群れが見えると、急いでシャッターを切った ▼中国や日本 ...

　新型コロナウイルスの影響で大打撃を受けた沖縄の観光。政府の水際対策の大幅緩和を受け、県内の行楽地も観光客でにぎわいを見せる ▼沖縄は入域観光客数が2018年度 ...

　全国旅行支援が始まった。初日の11日、宿の予約サイトをのぞいたが、アクセスが集中し、なかなかつながらなかった。つながっても不安定な状態が続いていた ▼多くの人 ...

　「値上げはぜんぜんかんがえぬ／年内値上げはかんがえぬ／とうぶん値上げはありえない」。９月に亡くなった詩人、有馬敲さんの詩「変化」の冒頭だ。「値上げせざるをえな ...

　休日の公園に足を運ぶと子連れの父親が多いことに気づく。一緒に散歩をしたり、遊具を利用したりと思い思いの時間を過ごす。父と子の楽しげな姿がほほえましい ▼男性が ...

　ジーンズのオブジェは米国への憧れをうかがわせるが、破れた部分が血で染まっている。沖縄のアイデンティティーを表現し続けてきた県立芸大元教授の宮城明さんの作品だ。 ...

　作家今野敏さんの小説「キンモクセイ」は日米同盟の危うい内実に迫る。１９５２年の独立がまがいもので米軍が今も日本統治に関与する実態を伝える ▼小説に登場するのが ...

　「米軍が切ろうとしても泣き声がして切れなかったらしい」。那覇市の宮里整さん（89）から首里金城町に残るアカギのことを聞いた ▼アカギは市道沿いのバス停の近くに ...

　「普通」という答えに頭をがつんと殴られたような気がした。子どもたちの方が私よりずっと障がい者理解が進んでいた ▼医療的ケアが必要な湯地駿羽（ゆじはやと）さん＝ ...