「金口木舌」の記事一覧
<金口木舌>沖縄を届けたい
2016/11/02
南米4カ国の旗が夜空に舞っている。沖縄県章旗や青年団の幟(のぼり)もある。世界のウチナーンチュ大会の最後を飾る華々しい宴を見ながら、8年前に出会った県系人家族 ...
<金口木舌>言葉に込められた英知
2016/11/01
欧米の学問を日本語で学べるのは、先人の苦労があった。旧帝国大学も開校からしばらくは、ほとんどの授業が英語やドイツ語、フランス語で行われた。それを10年から20 ...
<金口木舌>自然と技術
2016/10/31
祖父母が暮らしていた家にあったものを思い浮かべる。香草のヤマクニブー、木製の枕、クバの扇-。素朴だが使ってみると使い心地が良かった ▼沖縄に古くから伝わる道具 ...
<金口木舌>親戚捜しと旧姓使用
2016/10/29
ウチナーンチュ大会に参加している県系人が親戚を探しているという記事を機に、対面を果たすケースが相次いでいる。親戚からの連絡というより、その周りの知人からの情報 ...
<金口木舌>ワカゲノイタリの未来
2016/10/28
名護市二見に「ワカゲノイタリ村」という若者たちの実験村がある。沖縄国際大4年の具志堅秀明さんが発起人だ。「自分たちで暮らし、経済、社会の在り方を塗り替える。そ ...
<金口木舌>うとぅいむちしましょうねぇ
2016/10/28
冷房の効いた部屋の扉が開いている。「クーラーが逃げるよ」「クーラーに足があるのか」。沖縄のお笑い芸人がよく使うネタだ。沖縄独特の言い方が笑いを誘う ▼世界若者 ...
<金口木舌>平成の人類館
2016/10/27
沖縄人が沖縄人を調教する。1976年、戯曲「人類館」初演の舞台で、内間安男さんは調教師を演じた。演技を通して直面したのは、自分の中のヤマトがウチナーを差別する ...
<金口木舌>父子の戦後
2016/10/26
1カ月ほど前、県庁周辺を毎日歩いていた父子を当欄で紹介したところ、陶芸家の松島朝義さんから「私の父と弟です」との連絡をいただいた。父は朝永さん、弟は朝和さんで ...
<金口木舌>ガレージから
2016/10/25
眼鏡を掛ければ、歴史上の偉人が見た風景が目の前に広がる「有名人シミュレーター」。いろんな音を聞かせると、それを自動的につなげて音楽を奏でる「みんなでミュージッ ...
<金口木舌>魅力を掘り起こす
2016/10/23
映画「ローマの休日」で有名な彫刻「真実の口」が宜野座村にもある。といっても2000年沖縄サミットでイタリアの当時の首相を招聘(しょうへい)したことを記念して造 ...
<金口木舌>蔑視発言の本質
2016/10/22
あるクラスで、Aさんが級友Bさんに対し、暴言を吐いてしまいました。多くの人がAさんの暴言をとがめました。しかし先生は「Aさんは日頃から授業を熱心に聞き、頑張っ ...
<金口木舌>大宜味産和そば
2016/10/22
「沖縄産の日本そばを食べてみませんか」と言われて驚く県外の人が多い。冷涼な土地の作物と思っている人が多いソバだが、沖縄では比較的涼しい時期に台風を避けて栽培でき ...
<金口木舌>昔の病気ではない
2016/10/21
〈柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺〉で知られる正岡子規。22歳で結核にかかり、34歳で絶命した。雅号の「子規」はホトトギスの異称だ。何度も血を吐く様子が、激しく鳴く ...
<金口木舌>「逃げる恥」より「逃す恥」
2016/10/20
仕事を聞かれ、こう答える。「プロの妻です」。そんな光景が出現するかもしれない。放送中のテレビドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」を見て想像した ▼県出身女優の新垣 ...
<金口木舌>「愚かな風」が吹く島
2016/10/19
ボブ・ディランの代表曲「愚かな風」の一節に「愚かな風/いつもきみが口をうごかすたびに吹く/南へむかういなか道を吹きおろすよ」とある。今の沖縄を予期したかのよう ...
<金口木舌>人とつながる力
2016/10/18
教育が寺院で行われた起源は鎌倉・室町時代にまで遡(さかのぼ)る。江戸時代になると武士や僧侶、医者らが寺子屋を経営し、庶民の子弟へ読み、書き、そろばんを教える初 ...
<金口木舌>世代を超える宝
2016/10/17
口に含むと、漂うバニラのような甘い香り。すっと通る爽やかな喉越し。大の酒好きとまではいかないが、古酒の深い味わいは少し理解できる ▼取材で、普段飲めない古酒を ...
<金口木舌>既定路線を覆す小池都知事
2016/10/16
1989年に着工した長崎県の諫早干拓は、漁業者が工事中止を求めた訴訟により、一時中断されたものの2007年に完成した。農地造成が目的で進められた事業で、総事業 ...
<金口木舌>「青年と環境」分科会
2016/10/15
市民運動の国際会議では「ユース・テント」などと呼ばれる青年の分科会がある。沖縄国際大学講師の砂川かおりさんは、大学院生だった1995年に北京で体験した。翌96 ...
<金口木舌>大砲よりバターを
2016/10/14
米大統領選は、トランプ候補の過去の女性蔑視発言が局面を大きく変えようとしている。あまりに低俗な言動に、身内の共和党内も見限る動きが止まらない ▼日本でも大臣の ...
<金口木舌>地方創生と大学の魅力
2016/10/13
県内の大学進学者のうち、地元の大学に進学した人の割合は54%で全国7位と多い。一方で、他県大学への進学者数から、他県から県内大学への入学者数を差し引いた流出超 ...
<金口木舌>物をして語らしめよ
2016/10/12
南城市玉城にある糸数壕の入り口付近に日本軍の大砲と魚雷が展示されている。大砲は旧大里村、魚雷は旧佐敷町で見つかっており、今年3月に移設された ▼市は昨年、兵器 ...
<金口木舌>地域と地域の出会い
2016/10/10
大阪府枚方市、群馬県館林市、北海道別海町-。ずらりと並ぶ県外からの出店を前に一瞬、「どこの物産展に来たのか」と思った来場者もいただろう ▼やんばるの産業まつり ...
<金口木舌>企業に求められる「働き方改革」
2016/10/09
「自分がいなくなれば、お店がつぶれてしまう」「周囲から辞めるようにいわれても、使命感の方が上回った」-。薄給で激務の「ブラックバイト」から抜け出せなかった学生 ...
いま注目のニュース
一覧へ
![](https://ryukyushimpo.jp/uploads/2024/07/ニュースレターバナー_20240704.png)