「金口木舌」の記事一覧
<金口木舌>最悪の想定は起こり得る
2022/11/04
#金口木舌
ニュースを見ながら胸が苦しくなった。韓国・ソウルの梨泰院で発生した雑踏事故で156人の尊い命が失われた ▼「人災」という指摘がある。3年ぶりに新型コロナウイル ...
<金口木舌>つなぐ豚の絆
2022/11/03
#ハワイ
74年前、戦争で焦土と化した故郷の復興を願い、ハワイの県系人が贈った550頭の豚が沖縄に届いた。豚を運ぶ船に立ちはだかったのは、3度の嵐と戦争の名残で太平洋中 ...
<金口木舌>名曲に託すアイデンティティー
2022/11/02
#普久原恒勇
「皆が『音楽に国境はない』と口をそろえるが、一体誰が決めたのか。あってもいいんじゃないか」。作曲家の普久原恒勇さんが2011年、作曲活動50周年を記念した座談 ...
<金口木舌>琉球・沖縄史を学ぶ
2022/11/01
#金口木舌
中高校生の頃、日本史が好きだった。戦国時代の群雄割拠や明治維新へ向かう激動の時代など、教科書や歴史を描いた漫画などを読み、当時の様子を空想した ▼ただ、大学生 ...
<金口木舌>美ら海水族館と昔話
2022/10/31
#沖縄美ら海水族館
一見、蛇のようだが、頭から伸びる赤いひれが神秘的だ。人前に姿を現すことはほとんどない深海魚「リュウグウノツカイ(竜宮の使い)」が、今年3月、国頭村鏡地の海岸に ...
<金口木舌>「いいね」でSNSを埋め尽くす
2022/10/30
#SNS
短歌ブームだという。ホストやアイドルの歌集が出版され、若者はスマホアプリで歌を投稿する。57577の31音の表現がSNSと親和性が高いと言われている ▼現代短 ...
<金口木舌>ウチナーンチュの財産
2022/10/29
#ウチナーンチュ大会
NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」の作中でも歌われた「椰子の実」は島崎藤村が作詞した。岬に流れ着いたヤシの実がモチーフで、藤村は故郷を離れた自らの人生を重ね ...
<金口木舌>アイデンティティーを考える場に
2022/10/28
#金口木舌
薄明かりに照らされ、険しい表情でこちらを見下ろす高さ3メートル近い2体の像。県立博物館・美術館で開かれている復帰50年展「琉球―美とその背景」で展示された円覚 ...
<金口木舌>有害な侵入物
2022/10/28
#PFAS
帰宅した女性が空き巣に遭遇。問い詰められた空き巣が、女性の夫を引き合いに「この家には人がたくさんいますよ」と開き直って存在を正当化する。そんな寸劇を米ニュース ...
<金口木舌>ありがたし黄金ことば
2022/10/26
#命どぅ宝
津波の常襲海岸といわれる三陸沿岸部に伝わる言葉がある。「津波てんでんこ」という。てんでんは「銘々に」。それに三陸地方語特有の「こ」がついた。津波が来たらまずは ...
<金口木舌>地球温暖化で消えゆくサンゴ礁
2022/10/25
#サンゴ
当たり前の美しい自然が当たり前でなくなるかもしれない。米国元副大統領のアル・ゴア氏が地球温暖化問題を訴えた「不都合な真実」の公開は2006年 ▼この10年あま ...
<金口木舌>県系人が頼れる拠点を
2022/10/24
#世界のウチナーンチュ大会
数年前、娘が豊見城市青少年国際交流事業に参加し、ハワイで豊見城村人会の歓待を受けた。県系人家庭でのホームステイも体験した ▼滞在先の「Gushi」という姓が気 ...
<金口木舌>産業まつりの帰り道で見つけたもの
2022/10/23
#沖縄の産業まつり
欲しいものはショッピングサイトで購入。リモート取材にオンライン会議。最近はリアルで顔を合わせなくてもできることが増えた。時間は短縮できるし距離も超えられる。便 ...
<金口木舌>地方アスリートの躍進
2022/10/22
#ドラフト
サッカー日本一を決める天皇杯全日本選手権でJ2の甲府が頂点に立った。対戦したのはJ1の強豪チーム。格上の相手を次々と破って栄冠をつかみ取った ▼甲府の選手たち ...
<金口木舌>目を背けても
2022/10/21
#金口木舌
「普天間基地は田んぼの中にあり、周りには何もなかった」。2015年6月、自民党若手議員の勉強会で作家の百田尚樹氏が言い放った。全くのデマだ ▼あれから7年。また ...
<金口木舌>主権国家ならば…
2022/10/21
#米軍
玉城デニー知事と林芳正外相が先日会談した際の会見メモを読んで「おや」と思った。米軍が計画する嘉手納基地の防(ぼう)錆(せい)整備格納庫の見直しを知事が求めたの ...
<金口木舌>トカゲのしっぽ切りを許すな
2022/10/20
#旧統一教会
トカゲは敵に襲われた時に自分の尾を切り捨て逃走を図る。転じて、不祥事が明らかになった時に下の者に責任を押し付けて追及から逃れることを「トカゲのしっぽ切り」と表 ...
<金口木舌>もう一度、空一面に
2022/10/19
#サシバ
目を凝らして空を見上げ、カメラを構えた。宮古支局で勤務した頃に毎年取材した秋の風物詩サシバの渡り。上空に群れが見えると、急いでシャッターを切った ▼中国や日本 ...
<金口木舌>「地元体験」が観光の主流に
2022/10/17
#入域観光客
新型コロナウイルスの影響で大打撃を受けた沖縄の観光。政府の水際対策の大幅緩和を受け、県内の行楽地も観光客でにぎわいを見せる ▼沖縄は入域観光客数が2018年度 ...
<金口木舌>今日の沖縄そばの味
2022/10/16
#全国旅行支援
全国旅行支援が始まった。初日の11日、宿の予約サイトをのぞいたが、アクセスが集中し、なかなかつながらなかった。つながっても不安定な状態が続いていた ▼多くの人 ...
<金口木舌>勝手に変化する政治
2022/10/15
#政治
「値上げはぜんぜんかんがえぬ/年内値上げはかんがえぬ/とうぶん値上げはありえない」。9月に亡くなった詩人、有馬敲さんの詩「変化」の冒頭だ。「値上げせざるをえな ...
<金口木舌>時代に合った育児
2022/10/14
#育休
休日の公園に足を運ぶと子連れの父親が多いことに気づく。一緒に散歩をしたり、遊具を利用したりと思い思いの時間を過ごす。父と子の楽しげな姿がほほえましい ▼男性が ...
<金口木舌>憧れと抵抗の現在地
2022/10/13
#金口木舌
ジーンズのオブジェは米国への憧れをうかがわせるが、破れた部分が血で染まっている。沖縄のアイデンティティーを表現し続けてきた県立芸大元教授の宮城明さんの作品だ。 ...
<金口木舌>同盟深化がはらむ危うさ
2022/10/12
#日米同盟
作家今野敏さんの小説「キンモクセイ」は日米同盟の危うい内実に迫る。1952年の独立がまがいもので米軍が今も日本統治に関与する実態を伝える ▼小説に登場するのが ...
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