「社説」の記事一覧
日本復帰42年 民意分断の修復を 「捨て石」から平和の要石へ
2014/05/15
沖縄の「日本復帰」から42年の節目を迎えた。基地の問題や生活格差など課題が山積しており、とても祝う気分にはなれない。 こうした中で、安倍晋三首相はきょう記者 ...
防衛局申請手続き 民意無視の暴走は破滅招く
2014/05/14
米軍普天間飛行場移設問題をめぐる安倍政権の暴走は、とどまるところを知らない。徹底した地元無視により、この国の民主主義・地方自治が危機に瀕(ひん)している。 ...
信号、標識見えず 安全確保と緑化の両立を
2014/05/14
県内各地で街路樹に隠れて見えにくい信号や標識、白線が消えかけている横断歩道などが散見される。重大な事故につながる可能性がある。こうした状態を解消すべく、関係機 ...
ウクライナ住民投票 外交努力で混乱収拾を
2014/05/13
ウクライナ東部のドネツク、ルガンスク両州で実施された「国家としての自立」の是非を問う住民投票で、親ロシア派勢力は賛成票が圧倒的多数を占めたと表明した。 ウク ...
ダイビング規制 保全と利用の両立目指そう
2014/05/13
世界に誇るべき海を後世に残すために一定の規制は必要だ。保全と利用の両立へ英知を集めたい。 渡嘉敷、座間味両村が慶良間諸島周辺の指定海域で、立ち入り人数を制限 ...
辺野古前倒し検討 県民愚弄の政治手法だ
2014/05/12
焦りの表れであろうが、あまりにも非常識で卑怯(ひきょう)なやり方だ。 政府が米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設計画で、来年4月に予定していた代替施設本体 ...
ブラック企業 人格否定許さず対策強化を
2014/05/12
過酷な労働を強い、働く人を使い捨てにする「ブラック企業」が県内でもはびこっている。 長時間労働や賃金を支払わない残業など、労働関係法令を度外視した働き方を強 ...
日台漁業協定1年 権益確保に全力を挙げよ
2014/05/11
クロマグロの好漁場である八重山諸島北方や久米島西方を含む排他的経済水域(EEZ)で、台湾漁船の操業を認めた日台漁業取り決め(協定)の発効から10日で1年を迎え ...
市町村崩壊危機 地域再生策の再構築急げ
2014/05/11
地方から大都市への人口流出が現在のペースで続けば、30年間で20~30代の女性が半分以下に減る自治体は896市区町村に上るとの試算を、有識者らでつくる「日本創 ...
辺野古は重要海域 海洋保護区に設定すべきだ
2014/05/10
環境省の有識者会議が日本の排他的経済水域(EEZ)内で生物学や生態学の観点から重要な場所を「重要海域」として初めて選定した。全国の沿岸域約280カ所、県内から ...
無断加筆 もはや「捏造」に等しい
2014/05/10
何かを主張したければ、自身の名の下に、自身の責任で主張すればいい。誰かの発言のように装って主張するのは卑怯(ひきょう)である。 米ニューヨーク・タイムズ紙の ...
多国籍軍支援拡大 9条「破壊」許されない
2014/05/09
またしても憲法9条が骨抜きにされようとしている。 安倍政権は国連決議に基づく多国籍軍への自衛隊支援活動の拡大を検討している。憲法9条は海外での武力行使を禁じ ...
西沙中越船衝突 自制し行動規範策定急げ
2014/05/09
領土問題をめぐる強硬な対応は、相手からのさらに強い行動を招く。紛争に発展しかねない応酬は極めて危険だ。 中国が実効支配している南シナ海の西沙諸島近くで中国が ...
解釈改憲首相表明 独断専行は許されない
2014/05/08
安倍晋三首相が北大西洋条約機構(NATO)理事会で演説し、憲法解釈変更による集団的自衛権の行使容認に強い決意を示した。 首相は国際公約した形にし、また一つ、 ...
ナイジェリア拉致 各国結束して解放を急げ
2014/05/08
あまりにむごい事態を看過できない。ナイジェリア北東部ボルノ州で4月14日、武装集団が学校を襲い、16~18歳の女生徒276人を拉致した。イスラム過激派ボコ・ハ ...
混迷ウクライナ 泥沼化回避へ英知傾けよ
2014/05/06
ウクライナ情勢が混迷の度を深めている。南部オデッサ州では2日、親欧米のウクライナ暫定政権支持派と親ロシア派による大規模な衝突が起き、親ロ派が集まっていた建物で ...
ストーカー対策 社会全体で関与を深めたい
2014/05/06
ストーカーやドメスティックバイオレンス(DV)の被害が深刻化する中、全国の警察本部が相談に一元的に対応する仕組みを整えた。部署間の垣根を取り払い、組織を挙げて ...
普天間移設世論 国策の犠牲を強要するな
2014/05/05
米軍普天間飛行場返還問題で県民の73・6%が今なお、辺野古移設に反対している。琉球新報社が4月下旬に実施した県民世論調査の結果、分かった。 昨年末に仲井真弘 ...
こどもの日 格差なき学びに公助充実を
2014/05/05
きょうは「こどもの日」である。子どもたちの人格を重んじ、幸福を図ることを掲げ、戦後に設けられた。その理念をかみしめ、今の世代がなすべきことを考えたい。 子ど ...
憲法世論調査 解釈変更拒否は明白だ
2014/05/04
安倍晋三首相が目指す集団的自衛権行使を容認する憲法解釈変更について「変更すべきだと思わない」が59・5%を占めた。琉球新報社が憲法記念日を前に実施した県民世論 ...
新米比軍事協定 平和的解決の規範確立を
2014/05/04
米国、フィリピン両政府は米軍派遣の拡大を図る新軍事協定を締結した。冷戦後、フィリピンから完全撤退した米軍が22年ぶりに回帰する。オバマ政権のアジア重視戦略を浸 ...
憲法記念日 9条を平和外交に生かせ 解釈改憲は法治の否定だ
2014/05/03
憲法記念日が巡ってきた。今年ほど、憲法改正論議が交わされることも、憲法の意義や価値が説かれることも、かつてなかった。 安倍政権は今、集団的自衛権行使に向けた ...
可視化試案 全事件の全過程対象に
2014/05/02
本気で冤罪(えんざい)をなくそうという気はあるのだろうか。 新たな捜査や公判の在り方を検討している法制審議会特別部会に法務省が試案を示した。 試案は取り調 ...
TPP交渉 嘆かわしい公約の軽さ
2014/05/02
何度でも指摘せねばならない。 「聖域なき関税撤廃を前提にする限り、交渉参加に反対する」 自民党は2012年12月の総選挙で、環太平洋連携協定(TPP)交渉 ...
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