金城茉奈さん(女優、12月1日死去、24歳)
女優。「non・no」専属モデルなど幅広く活躍。テレビ朝日系「騎士竜戦隊リュウソウジャー」では龍井うい役を演じた。
大城立裕さん(作家、10月27日死去、95歳)
沖縄初の芥川賞作家。95歳。長年、沖縄文学をけん引し、沖縄とは何かを問い続けた。1967年、米琉親善の欺瞞(ぎまん)を暴いた「カクテル・パーティー」で芥川賞を受賞した。68年には沖縄問題の根源に迫った「小説琉球処分」を出版した。県立博物館長も務めた。
大城立裕さん死去 沖縄初の芥川賞作家
<評伝・大城立裕さん>沖縄の自画像「異化と同化」を見つめた
大城立裕先生からの宿題 我慢し闘う手法考えよう<佐藤優のウチナー評論>
大城立裕さんとの思い出「大切なことポロッと」 基地持ち帰り要求に「でぃかちゃん」
安里要江さん(沖縄戦の語り部、映画「GAMA」モデル、11月12日死去、99歳)
県内最高齢の沖縄戦の語り部で、映画「GAMA 月桃の花」のモデル。北中城村出身。沖縄戦で夫と2人の子どもを含め、親族11人を失った。98歳まで語り部の活動を続けた。
最高齢の沖縄戦語り部、安里要江さん死去
9条守る決意も固かった 記者から見た安里要江さん
外間盛善さん(元県議会議長・自民県連会長 11月3日死去、83歳)
1978年に豊見城村議。80年の県議選で初当選して以降、連続7期務め、2004~06年に議長。1990年代に新進党県連幹事長を歴任した後、自民党に復党した。
渡具知裕徳さん (名護市の初代市長、9月2日死去、91歳)
都市部から失われた豊かな自然を生かし、産業を活性化させるという「逆格差論」を提唱。名護湾の埋め立て地に企業誘致を選択せず、「21世紀の森公園」を整備した。
初代名護市長、渡具知裕徳さん死去 91歳
渡具知裕徳さんを悼む 「逆格差論」で共生の街に 基地には厳しく 稲嶺進・前名護市長
坪山豊さん(奄美唄者の第一人者、7月21日死去、89歳)
「ワイド節」などを作曲。船大工の傍ら西和美、貴島康男、中孝介などの後進も育てた。
奄美唄者の第一人者、坪山豊さん死去 89歳
<金口木舌>「ワイド節」のこころ
与座ともつねさん(沖縄芝居役者、7月1日死去、83歳)
端正な顔立ちで、2016年に死去した兄・与座朝惟さんと共に「与座兄弟」として人気を集めた。
比屋根毅さん(洋菓子「エーデルワイス」創業者、6月4日死去、82歳)
高級洋菓子メーカーエーデルワイス(神戸市)の創業者・会長。石垣市生まれ。中学校卒業後に本土に渡り1966年に兵庫県尼崎市でエーデルワイスを開業。ベルギー王室御用達の「ヴィタメール」や高級洋菓子の「アンテノール」などのブランドを展開した。
エーデルワイス会長の比屋根毅さん死去
評伝 比屋根毅さん「海は世界へ」先見の明と職人魂と
久高幸枝さん(写真家「闘牛女子」 5月29日死去、45歳)
2013年と17年に「写真集 闘牛女子。」と「写真集 闘牛女子。2」を発刊。沖縄の闘牛女子の先駆けとして、ブームをけん引した。
誰よりも牛を愛し、愛された 「闘牛女子」久高幸枝さんへ 最初で最後のラブレター
前田孝允さん(漆芸家、首里城「琉球国王の椅子」復元 1月14日死去、83歳)
「琉球漆器」県指定無形文化財保持者で、1992年の首里城復元作業に携わり、93年には琉球国王の椅子を復元した。
首里城復元に関わった漆芸家・前田孝允氏死去
「首里城復元になくてはならない存在だったのに」
上原正三さん(「ウルトラマン」などのシナリオライター、1月2日死去、82歳)
那覇市出身。円谷プロダクションを経て独立し「帰ってきたウルトラマン」「秘密戦隊ゴレンジャー」など数多くの特撮やアニメ作品を手掛けた。著書に「金城哲夫 ウルトラマン島唄」など。