「社説」の記事一覧

　那覇市の50代夫妻が生後２カ月から５年以上育てた児童の里親委託を児童相談所から解除された問題で、児相が実親の環境を考慮せず児童を実親に戻そうとしていたことが明 ...

　米軍の沖縄本島上陸からきょうで78年になる。この日から激しい地上戦が展開され、20万人余の命が失われた。私たちは悲惨な沖縄戦体験から平和の尊さを実感し「軍隊は ...

　差別的言動（ヘイトスピーチ）の防止を図る「県差別のない社会づくり条例」が、30日の県議会で成立した。外国人や性的少数者、そして沖縄県民であることを理由とした不 ...

　沖縄戦の悲劇はなぜ起きたのか。その背景までしっかり学ぶことができる環境をつくりたい。沖縄戦を学び、悲劇の背景を考える上で教科書の記述は重要な意味を持つ。 　文 ...

　第32軍司令部壕の保存・公開について、有識者らでつくる検討委員会が必要な措置などを県に提言した。財源の確保などさまざまな困難が予想されるが、提言の実現に向け、 ...

　2022年10月2日投開票のうるま市議選で、県選挙管理委員会（県選管）の再検査の結果、次点の候補者が4票増え、最下位当選の議員の当選を無効とする裁決が出された ...

　米軍那覇港湾施設（那覇軍港）に陸揚げされていた米軍の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが、県の反対を押し切って20日に離陸した。オスプレイの軍港使用は、この1 ...

　那覇空港の危険物等所持制限区域内にある全日空（ＡＮＡ）のラウンジで、長さ十数センチほどのカッターナイフが見つかった。これによって、空港の保安検査場全３カ所が約 ...

　疑念が一層深まった。放送法４条の解釈を変更した経緯は妥当性に乏しい。うやむやにせず、政府は当時の総務相 答弁を速やかに撤回すべきだ。 　放送法の「政治的公平」 ...

　野球の世界一を決める第５回ワールド・ベースボール・クラシック（ＷＢＣ）は、日本代表「侍ジャパン」が３大会ぶりの優勝を成し遂げた。 　決勝はベストメンバーをそろ ...

　岸田文雄首相がウクライナの首都キーウ（キエフ）を訪れ、ゼレンスキー大統領と会談した。「連帯と揺るぎない支援」を約束し、北大西洋条約機構（ＮＡＴＯ）の基金を通じ ...

　那覇市の第一牧志公設市場の新市場が開場した。コロナ禍を脱する、まちぐゎー（商店街）の中核施設としての役割に期待が高まる。「県民の台所」として、さまざまな知恵を ...

　県などが他国からの武力攻撃を想定して宮古、八重山の先島地方の住民、観光客ら計12万人を避難させる国民保護図上訓練を初めて実施した。「台湾有事」があおられ、行政 ...

　岸田文雄首相と韓国の尹（ユン）錫（ソン）悦（ニョル）大統領が16日の首脳会談で関係正常化に合意した。11年以上途絶えていた首脳同士の相互訪問「シャトル外交」の ...

　世界で汚染が問題化している有機フッ素化合物（PFAS）について米環境保護局は米国内の飲み水に含まれる濃度を厳格化する。PFASのうちPFOSとPFOAをそれぞ ...

　名護市辺野古の新基地建設で、沖縄防衛局の設計変更申請を県が不承認とした処分を巡る二つの訴訟の判決で、福岡高裁那覇支部は県の訴えをいずれも退けた。 　政府の言い ...

　敵基地を攻撃する兵器で何を守るのだろうか。市民の意思を問うことなく、「軍は住民を守らない」という沖縄戦の教訓を省みないまま石垣島で軍備増強が進められた。市民の ...

　外国人の収容・送還に関するルールを見直す入管難民法改正案が国会に提出された。収容施設での死亡や裁判での敗訴が続き、国連の自由権規約委員会から処遇改善の勧告も受 ...

　死刑が確定している事件について、捜査機関が証拠を捏造（ねつぞう）していた可能性を裁判所が認めた。冤罪（えんざい）であることを示唆している。まずはやり直しの裁判 ...

　ノーベル文学賞作家の大江健三郎氏が亡くなった。戦後日本を代表する知性であり、沖縄を通して戦後民主主義の内実を問い、平和と反核を訴え続けた文学者であった。 　大 ...

　玉城デニー知事は米首都ワシントンを訪問し、米政府、議会関係者に米軍基地問題への取り組みを求めた。沖縄の在日米軍専用施設面積50％以下を目指したロードマップの作 ...

　東日本大震災から今日で12年になる。巨大地震と大津波によって1万5900人が犠牲となり、2523人が行方不明のままだ。世界最悪レベルの福島第1原発事故によって ...

　韓国政府は元徴用工訴訟問題で、日本企業の賠償支払いを韓国の財団が肩代わりする解決策を正式発表した。日本政府は評価するが、韓国国内では肝心の原告の中から受け入れ ...