「金口木舌」の記事一覧

　自動車教習所に通っていた時、教官が車を「鉄の塊」と表現した。車は有益な道具だが、その構造上、巨大な凶器にもなると訴えた。鉄は熱を伝えやすいため、時には車内の人 ...

　先日、大リーグ中継を見ていると珍しいイベントに出くわした。半袖姿の観衆の前に現れたのはサンタクロース衣装の女性やトナカイ。大谷翔平選手が所属するロサンゼルス・ ...

　技術の進歩に驚くことは多いが、改めて「経験知」に感嘆することがある。それはむしろ、技術の進歩を通して突然訪れたりもする ▼食品分析などを手掛けるうるま市のバイ ...

　基地周辺には住宅や学校がひしめく。そんな航空写真を見て「普天間も大変ですね」と反応する市民もいるという。ところが写真は、見詰める人の生活圏、東京にある横田基地 ...

　「私たちは弱いから先に武器を置こう　武器を置くことを　命どぅ宝と言い切れる勇気を　私たちの強さと呼びたい」。宮古島市全戦没者追悼式で西辺中３年の上原美春さん（ ...

　新型コロナウイルスの感染拡大後、さまざま対策が講じられた。税金の無駄と批判されたアベノマスクなど、トップダウンの政策が歓迎されなかった事例は枚挙にいとまがない ...

　結婚すると「子どもはまだ？」と聞かれる。女性芸能人が結婚すると「現在妊娠していない」という一文が添えられる。何気ない一言だろうが、嫌な思いをしたり傷ついたりし ...

　運動部時代にさまざまな試合会場に足を運んだ。選手のプレーと同時に印象に残ったのが観客の声援だ。会場が揺れるほどの声が響くこともあり、試合をさらに盛り上げた ▼ ...

「娘は二度と帰ってこない。真実を明らかにしてほしい」。愛媛県でご当地アイドルとして活動していた女性が2018年、16歳で自殺した。母親は娘が所属した会社に損害賠 ...

　時に無駄遣いも招くが「冒険」が妙味なのが買い物。先日はスーパーで初めて見掛けたライチジュースを買ったが、残念ながら甘すぎた。しかし炭酸水で割るとこれが絶妙な味 ...

　いつか来た道を、再びたどってしまっていないか。ウクライナ侵攻を伝えるロシアメディアの大半は、政府の「大義名分」を拡散する。政府系テレビ局のニュース番組に乱入し ...

　私たちは、あなたたちのことを忘れない―。きっぱりとした意思表示のように思えた ▼「沖縄『平和の礎』名前を読み上げる集い」で17日、朝鮮半島出身者の読み上げがあ ...

　中国河北省の飲食店で女性客らが男たちに暴行される事件が起きた。動画が中国のSNS（交流サイト）で拡散され、衝撃が広がっている ▼至る所に監視カメラが設置され、 ...

　いつからだろうか。コンビニの店員が外国人というのが珍しくなくなった。コロナ前はホテルや飲食店でも外国人スタッフの姿をよく見かけた ▼県内ファミリーマートの店頭 ...

　琉球ゴールデンキングスがプロバスケットボールのＢリーグで準優勝した。リーグの連勝記録を塗り替え歴代最高勝率も残した。沖縄に駆けつけて応援する県外のファンも多か ...

　もう降りやまないかも。今年の梅雨はそう思わせるほど、記録的な降水量だった。降りしきる雨は「君の名は。」で知られる新海誠監督によるアニメ作品を思い出させた ▼祈 ...

　エイサーには少し詳しいつもりでいた。伝統エイサー派の当方は、那覇で偶然見た創作エイサーに「あんなのエイサーじゃない」などと毒づいてみたこともあった ▼考えを改 ...

　琉球新報から埼玉新聞の記者に転身した故近田洋一さんの著書に「駅と車椅子」がある。１９８０年に埼玉県鴻巣市の駅の橋上化計画が浮上し、それに抗議する車いす生活者の ...

　毎年6月、慰霊の日が近づくと、学校での平和学習の機会や、メディアの沖縄戦報道が増える。その際、戦争を過去に終わったことや人ごとではなく、今こそ未来の私たちにつ ...

　「ベビーシャワー」なるものに参加したことがある。安定期に入った妊婦を祝福するパーティーで、たくさんのプレゼントのシャワーを浴びせる。これから生まれてくる赤ちゃ ...

　イギリスの新聞に1994年、ある告白が掲載された。スコットランドのネス湖で未確認生物のネッシーを撮影したとされる写真がうそだったという。水面から顔を出す巨大生 ...

　駄菓子の「うまい棒」が10円から12円に値上げした。1979年の発売以来、初めてという。わずか2円と言えば少額に思えるが2割の上昇と考えると大きな変化だ ▼乳 ...

　「金網を見つめていると、あの音が聞こえてくる」。４月にリニューアルした「道の駅かでな」の学習展示室が上映する動画はこの言葉で始まる ▼「金網」は米空軍嘉手納基 ...