「金口木舌」の記事一覧

　「君がイエスと言えば、僕はノーと言う」「君が止まれと言えば、僕は行けと言う」。ザ・ビートルズのハローグッバイの歌詞だ。ポップなメロディーが印象的で、楽曲を聴い ...

　日本で読み継がれている海外絵本に米国の絵本作家エリック・カールさんの「パパ、お月さまとって！」がある。月を取ってと娘にせがまれた父親が長いはしごを調達する。そ ...

　「この世界でナイルパーチは旅をする銀の鱗（うろこ）をなくした夜も」。県出身モデルで女優の知花くららさんの短歌だ。知花さんは国連の世界食糧計画（ＷＦＰ）日本大使 ...

　気になる言葉だと思っていた。「既読スルー」のことである。無料通信アプリＬＩＮＥ（ライン）で送ったメッセージが相手に読まれているのに返信がないことを指す ▼ＬＩ ...

　こんなエピソードがある。「Ｉ　ＬＯＶＥ　ＹＯＵ」をどう訳すか。「我、君を愛す」とした生徒に対し、英語教師だった夏目漱石は「日本人はそのようには言わない。『月が ...

　大リーグの名プレーヤー、ルー・ゲーリッグは筋力が次第に低下する筋萎縮性側索硬化症（ＡＬＳ）に苦しんだ。連続試合出場記録は病気で絶たれ引退。２年後、37歳で世を ...

　名護市制５０周年記念式典が新型コロナウイルスの感染拡大の影響で昨年８月に続き再延期された。１９７０年に屋部村や名護町などが合併し誕生した名護市。本島北部の最大 ...

　17日に行われたプロバスケットボール琉球ゴールデンキングスの試合。キングスの勝利が確定的になった終了間際、ベンチに下がる相手チームの外国籍選手が客席に深くお辞 ...

　大ヒットしたテレビドラマと同じ結末になった。県出身の俳優・新垣結衣さんと俳優の星野源さんが結婚を発表した。2016年放送の「逃げるは恥だが役に立つ（逃げ恥）」 ...

　「竹やりでは間に合わぬ／飛行機だ、海洋航空機だ」。1944年2月、毎日新聞が記事を掲載した。太平洋戦争の戦況が悪化していた。記事は陸軍の怒りを買い、執筆した記 ...

「祖国への道は険しく遠き日のまま基地も核も我にまつわる」。1970年2月の本紙「琉球歌壇」に載った一首だ。日本復帰に沖縄側が望んだ「即時無条件全面返還」は、返還 ...

　政治家は、時に少子化問題の責任を女性になすり付ける。かつて麻生太郎財務相は「子どもを産まないほうが問題」、森喜朗元首相も「子どもを一人もつくらない女性が自由を ...

　国道58号は鹿児島を起点とすることはよく知られている。種子島、奄美大島を経て沖縄へ。総延長に海上区間も含まれるのは不思議だが、国道では最大延長となる ▼58号 ...

　電話にはやきもきさせられる。10日夕、環境省の那覇市にある事務所から、国際自然保護連合による勧告内容を伝える電話が国頭村長室にあった ▼世界自然遺産に登録か。 ...

　インターネットで世界中の衛星写真を閲覧できるグーグルアースを時々、眺めている。主要都市であれば繁華街から路地裏まで、あらゆる場所の写真を見られる ▼パソコン画 ...

　街中を歩いていると歩道や路肩、街路樹の周辺でマスクを時々見掛ける。ごみとして捨てる人がいるとは思えない。誰かが誤って落としてしまったのだろう ▼県警によると、 ...

　６歳の子どもが事件を起こし児童相談所から通告があった。母親は15歳で妊娠したが相談できる人もおらず孤立していた。「母親は年齢を偽って働き、懸命に育てた。でも育 ...

　先日亡くなった田中邦衛さんは北国が似合う俳優だった。北海道富良野市を舞台としたドラマ「北の国から」では主人公の黒板五郎を好演し、代表作となった。木訥（ぼくとつ ...

　配偶者の呼び名を第三者にどう伝えるか。結構難しい。古めかしい表現と感じたのは玉城デニー知事。ツイッターで「山の神」と記した。「大辞林」によると「俗に頭の上がら ...

　「ここで会ったが」に続く言葉がすぐに出てくるのは40代以上だろうか。ごくまれな好機のことで、運の尽きも指す「百年目」である。「百年」は比喩的に長い間も意味する ...

　高齢の親類男性が自動車の運転免許証を自主返納した。家族の送り迎えや仕事などで長年慣れ親しんだ運転を諦めるのはよほどさみしかったのだろう。涙の返納だった ▼定年 ...

　　漫画家・松本零士さんの代表作「銀河鉄道９９９」に「かじられ星」という惑星が登場する。その星の地面は食べることができ、他の星の人が訪れては持ち帰る。星は削り取 ...

　貧困問題を取材していた頃、食料品が買えないほど困窮していても「生活保護だけは恥ずかしい」「周りに迷惑をかけたくない」という声を聞いた。助けを求められない背景に ...