「金口木舌」の記事一覧
<金口木舌>にがいクリスマス
2016/12/21
1908年12月25日、「琉球訳賛美歌」と題した伊波普猷の投稿が本紙に載った。「沖縄学の父」が、クリスマスに歌う賛美歌の琉球語版に挑んだ。「近頃の珍品」と本紙 ...
<金口木舌>勇気と希望を受け取る
2016/12/20
北京パラリンピック男子車いすマラソン銀メダリストの上与那原寛和選手(45)は2020年東京大会の頃は50歳目前。だが新進気鋭の選手も増える中、「まだまだ若い人 ...
<金口木舌>捜査できない
2016/12/18
自分の家の敷地内で墜落事故が発生したら、誰もが事故原因や加害者の責任を追及するだろう。しかし今回のオスプレイ墜落事故では、その原因究明どころか現場にすら捜査関 ...
<金口木舌>この国の「威信」
2016/12/17
米国ワシントンDCを訪ね、国立公園「ナショナル・モール」を歩いてみた。リンカーン記念館からワシントン記念塔を経て議会議事堂まで直線で約3・5キロ ▼多くの国家 ...
<金口木舌>働き方改革は労使自治から
2016/12/16
「人生と向き合うチャンスをもらいました」。多くの社員からそんな言葉が聞かれたという。家具や生活用品の製造販売大手イケア・ジャパンが実施した人事制度改革の結果で ...
<金口木舌>水没しても「着水」
2016/12/15
肥満=「ぽっちゃり」、老けている=「大人っぽい」。「物は言いよう」の代表例を尋ねたインターネット調査でこんな言葉が上位に入った。ストレートに言うと角が立つ。相 ...
<金口木舌>おもろへの情熱
2016/12/14
「おもろさうし」を学校で学んだことはなかった。琉球文学に触れぬまま大人になったのは残念に思う。授業で出たはずの短歌や俳句も記憶のかなただ ▼有名な「ゑけ あが ...
<金口木舌>表現力を磨く場
2016/12/13
「立つな」と指示され、椅子に座る人をいかにして立たせるか。立たずにはいられない場面をつくり、表現力と対話力を駆使して相手をその気にさせるしかない。これがなかな ...
<金口木舌>熱いハンバーガー
2016/12/11
阪神タイガースのキャンプがきっかけだった。観光客の手にはコンビニエンスストアのビニール袋。地元の物は食べられていなかった ▼「宜野座の全てが感じられるようなも ...
<金口木舌>タイガーマスク運動
2016/12/11
「うちにも“タイガーマスク”が来たんです」。興奮気味に県内の児童養護施設の職員から電話をもらったのは6年前。群馬の児童養護施設に「伊達直人」を名乗る人物からラ ...
<金口木舌>「つながる力」と「石の心」
2016/12/10
「つながる力」。ありふれてはいるが、元気が出る言葉である。辺野古土砂搬出反対全国連絡協議会の会報の名前だ。昨年5月の結成時から募集していた。9月の第5号から晴 ...
<金口木舌>戦争を知らない首相
2016/12/09
海部俊樹元首相は14歳で敗戦を迎えた。少年飛行兵学校入隊が決まり、特攻も覚悟していた。「複雑な気持ちだったが、ホッと救われた」。閣僚を辞めていた岸信介元首相は ...
<金口木舌>軍事費と社会保障
2016/12/08
住宅の扉を一軒一軒ノックして生活の不安と意見を聞く。すると「貧困層ほど『イエス』が多かった」。2年前、英国スコットランド独立の是非を問う住民投票を取材した際、 ...
<金口木舌>島を知ってますか?
2016/12/07
エージナ島、安部オール島、安田ケ島。地元の人なら頭の中に地図が浮かぶだろう。釣り愛好者もご存じのはず。当方、地図をめくるまで島の存在すら知らなかった ▼順に糸 ...
<金口木舌>喜びを生む仕組み
2016/12/05
小学生の時に先生の似顔絵を描いて、褒められたことがきっかけになった。天性の才能は周りの人のちょっとした一言で目覚めることがある。周囲の後押しによってさらに輝き ...
<金口木舌>タブレットと農業
2016/12/05
タブレット端末を手にしたまま、目線もほぼそこ。配布された資料には文字がぎっしり詰まっている。ハイテクなイメージと違って、テーマは「牛飼い」だ ▼名護市喜瀬で牧 ...
<金口木舌>性暴力被害者への偏見
2016/12/04
前方で一時停止した車が、当方の車に後進してきて衝突する事故に遭った。こちらは停止していたので過失は前の車にあったが、警察を呼んだり保険の手続きをしたりでその日 ...
<金口木舌>交響曲「沖縄」
2016/12/03
年末の風物詩にもなっているベートーベンの「第九」。離島では、フル編成オーケストラで聴くことは難しい。かつて「離島の人たちにも第九を」と奔走した人がいた。音楽プ ...
<金口木舌>昆布闘争から半世紀
2016/12/02
辺野古や高江の座り込み現場に響く歌がある。反戦歌の「一坪たりとも渡すまい」だ。具志川村(現うるま市)昆布の土地闘争の中で1967年に生まれた。〈東支那海前に見 ...
<金口木舌>まん延する差別
2016/12/01
大音量の拡声器を使い、たけだけしく何度も叫んだ。「殺すぞ」。旧日本軍の特攻服を着た男女の体当たりを、警察官が必死に止めた。そのヘイトスピーチ団体は、従軍慰安婦 ...
<金口木舌>心の奥にある古里
2016/11/30
宜野湾市神山は琉球王府が編さんした地誌「琉球国由来記」に名を残す由緒ある集落であった。1903年12月の県統計は戸数110、馬小屋が73。人口は518人と記録 ...
<金口木舌>命は「みんな一緒」
2016/11/29
生まれつきにせよ、病気や老いに起因するにせよ、心身の障がいは身近にある。宜野湾市の障がい福祉サービス事業所「蒼生学園」と長田区民との交流会は、お互いを理解する ...
<金口木舌>北部医療の「守護神」
2016/11/28
「有給使いたくない」「夜の方がすいている」と夜、病院に押し掛ける人々。黄色いユニホームの「守護神」が立ちふさがり「まずは掛かり付け医に」と退ける ▼名護市民会 ...
<金口木舌>高齢者ドライバー
2016/11/26
今までできていたことが、身体の衰えとともにできなくなってしまう焦燥感は、当事者にしか分からないのかもしれない。新聞の文字が見えづらい、相手の声が聞き取りづらい ...
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